めちゃコミックで連載中の『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~(Anne/Steak/Jaha先生)』の第36話のネタバレと感想をまとめました。
【『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』前話あらすじ】
出立の日にカイトから送られてきた衣装をまとったエリサが、出立場所に向かうと貴族たちから批判の声が上がります。
しかしカイトが服の意味を説明し・・・。
『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第36話『秘めた想い』ネタバレ
◆魔物に襲われていた騎士を助けたブレミール・・・
魔物に襲われて絶体絶命だった騎士を助けに来たのは、ブレミールでした。
魔物たちはブレミールのあまりの強さに、冷や汗をダラダラと流して逃げ出します。
ブレミールは騎士たちに遅れたことを謝罪しました。
騎士は助かった安堵のため息をこぼし、会合が長引いたブレミールを気遣います。
会合が長引いた原因は無駄話が多かったせいで、ブレミールは不機嫌そうな表情をしていました。
そしてすでに息絶えて横たわっている騎士の姿を見て、残った騎士たちに死者を運ぶ用意をするように命令します。
助けることはできませんでしたが、せめて一緒に連れて帰ることにしたのです。
◆終わっていない会合・・・
魔物討伐から戻ったブレミールは、まだくだらない話が続いている会合の部屋の扉を前触れなく開きます。
ブレミールの姿を確認した会議参加者たちは、即座に魔物を退治して戻ったブレミールを賛辞しました。
貴族の一人は騎士たちが魔物と戦う羽目に貼ったのは、日照りの影響で魔物の生息地が変わったせいだと言い訳します。
その言葉を聞いた瞬間 ブレミールは怒りのあまり、冷たい空気を放ちました。
ブレミールには貴族たちがそれぞれ利益を得ようとしただけで、意図的に問題を起こしたわけではないとわかっています。
しかし実際に問題は起きて、命を落としたものもいました。
ブレミールは誰かが解決しなければならなかったとはいえ、自分が不在の時に勝手に決められたことに怒りがこみ上げてきます。
強く拳を握り締めたブレミールはたやすく怒りを表に出さないよう、エリサに注意されたことを思い出しました。
一度怒りを出したときは、最後まで責任を持つようにとエリサは言っていたのです。
ブレミールは怒りをぐっと抑え込んで、わずかな隙が大きなひずみを生むのだから今後は気を付けるように言って会合を終わらせました。
◆娘と合わせようと画策する貴族・・・
外に出たブレミールの後を追ってきた貴族は、娘が近くに来ているから時間があれば食事を一緒にしようと誘います。
しかしブレミールは時間はないと即答しました。
その様子を見ていた騎士たちは、まさか娘と合わせるためだけに貴族が追いかけて来たのかとイライラしています。
用意された馬に乗ろうとしたブレミールの耳に、貴族たちの噂話が聞こえて気ました。
エリサが向かった西部は今日 魔物がいた山よりもっとひどい状況かもしれないというのです。
最近 勢いがあるエリサに何かあれば、貴族たちにとっては悪くない話でした。
しかしエリサはアセンシオ側の人間で、イザベルのけん制に役立つ人物でもあります。
貴族たちは一概に、エリサに何か起こればいいということはできませんでした。
話が聞こえているブレミールはエリサが無事でいるか心配になりますが、エリサも戦っているのだから自分も自分の務めを果たそうと気持ちを切り得ます。
アセンシオしか知らないエリサとブレミールが交わした約束がある限り、絆は続くのです。
◆馬に乗って駆けるエリサ・・・
一方。
西部に出立したエリサは自身で馬にまたがり、護衛の騎士が止めるのも聞かずにレオンを乗せて駆けて行っていました。
騎士のエリサを止める大きな声に気が付いたルワンダが、場所の中から何があったのか尋ねます。
騎士から事情を聞いたルワンダは、エリサが見かけによらず強情だと舌打ちをしました。
そして騎士に厄介ごとを起こす可能性があるから、エリサから目を離さないよう指示します。
一団から離れて森の中へやってきたエリサは、大きく深呼吸をしました。
するとレオンがエリサが乗馬が上手で馬が好きだと、初めて知ったと大笑いします。
馬に乗って走っているときのエリサは目じりが下がり、口角が上がって楽しそうな顔をしていたのです。
エリサはレオンに指摘されて、自分が楽しそうにしていたことに初めて気が付きました。
レオンはエリサの好きなものは自分がこれから見つけていくから、エリサは知らなくてもいいのだと笑います。
エリサは自分がどんな人間かわかるのは楽しみだと、微笑みました。
すると茂みがガサっと音を立てます。
エリサは一番大切なものはもう知っているから、絶対に忘れないと冷静に言いました。
レオンはそれは何なのかと、エリサを見上げます。
エリサはレオンの母でレオンを世界で一番愛しているということだと答え、レオンの目を手でふさぎました。
そしてお昼寝がまだだったから、少しだけ目をつぶっているように言います。
そこにエリサの後を追ってきた騎士が声を掛けました。
振り返ったエリサは愚か者だとつぶやきます。
騎士たちは何を言われているのかわかっていませんでしたが、そのあとを追ってきたローハンが魔物がいることを伝えました。
アセンシオの後継になろうとしているのかと腹を立てていたブレミールが、エリサの言葉を思い出して怒りを鎮めただけではありません。
エリサの身を心配していたのですから、約束がなくともエリサについたということでしょう。
かなり重要なポイントですよね。
しかも馬を撫でる姿もかっこいいとなれば、ファンになる人も多い気がします。
『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第36話『秘めた想い』感想まとめ
貴族が自分の利権だけを求めているのは、皇宮だけではないようですね。
これでは根が素直なブレミールをエリサが注意するのもわかります。
だからこそ貴族たちはブレミールが騎士を助けに行っても会合を続けたり、おだてたりするのでしょう。
ブレミールがおだてていればどうにかなる人物だと、甘く見られているせいなのだと思います。
そして自分は悪くないアピールをした貴族のふてぶてしさには、呆れてしまいました。
騎士が魔物に襲われたのを日照りのせいにしてブレミールに睨まれたのに、そのあと自分の娘と合わせようと画策するなんてふてぶてしいとしか言えません。
しかも自分のせいで仲間が命を落とすのを目の前にしていた騎士たちの前でですよ。
ブレミールがはっきりと断ってくれて、すっきりしました。
それにしてもエリサは無茶しますねぇ。
魔物が出るなんて予想していなかったとしても、一人で行動するなんて危険すぎですよ。
幼いレオンもいるのですから、せめてローハンは共に連れていくべきだったでしょう。
ただ護衛の騎士は女性でしかも皇妃のエリサが気が付く魔物にも気が付けないなんて、無能すぎませんか。
これが本当にローハンの部下なんでしょうか。
そりゃ愚か者と言われても文句は言えませんよ。
ローハンも来てくれたことですし、エリサとレオンの身は心配しなくてもよさそうで安心しました。
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