【皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～】29話ネタバレ｜ウィンディーネの力を披露したエリサを！？

◆エリサがダイヤを盗んだと責めるイザベル・・・

イザベルは第二皇妃宮から侍女が盗み出してきた物は、ストーンハムが母親母である自分のために用意した物だと言い出しました。

当然 来客たちはエリサに疑いの目を向けて、ざわめき始めます。

以前のエリサなら確実に痛手を受けていたかもしれませんが、今回は違いました。

エリサはダイヤの首飾り紛失に第二皇妃宮がかかわっているというのかと、イザベルに問いかけます。

イザベルは間違いであってほしいと願ったが、侍女が命を懸けて首飾りを持ってきたので無下にはできないとひょうひょうとうそぶきました。

エリサは侍女が持ってきた箱の中に、イザベルのダイヤの首飾りが入っていると思っているのか尋ねます。

イザベルは確認すればわかると言って、侍女から箱を受け取りました。

黙ってことの成り行きを見守っているカイトに向けて開けられた箱の中には、確かにイザベルの取り巻きが見せたダイヤの首飾りと同じデザインのものが入っています。

来客はイザベルの言葉を信じ、エリサが犯人だと信じ始めました。

◆侍女が持ってきた箱の中身・・・

イザベルはエリサのすまし顔がゆがむのを見られそうだと、口角を上げて喜びます。

しかし 箱の中にある首飾りを証拠として突き出そうとしたイザベルは、箱の中身を見て驚愕しました。

その隙にイザベルに近寄ったエリサは無造作に首飾りを手に取り、この首飾りが第一皇妃宮から紛失した首飾りかとみんなに見えるように持ち上げます。

すると 顔を青くして唇をかんだイザベルは、エリサから首飾りを奪い返そうとしました。

イザベルの手が首飾りに届く寸前。

エリサが手を離した首飾りは床に落下し、粉々に砕け散りました。

世界で最も固い宝石といわれるダイヤモンドが、床に落ちただけで砕け散るわけがありません。

来客たちはどういうことだと騒ぎ始めます。

エリサは割れた破片を踏みつぶしながら、これがストーンハムが用意したものと言うなら他のプレゼントに入っていた宝石も確認が必要だと言いました。

イザベルはストーンハムが偽物を用意したなどと口にできるわけもなく、顔を真っ赤にして怒りで震えています。

エリサは自分の言葉がただの悪人に聞こえないよう、ストーンハムの可愛いいたずらをイザベルが誤解しただけかもしれないとフォローするのを忘れません。

◆エリサが目論見に気が付いた理由・・・

もし 送られてきた宝石がダイヤモンドの首飾り一つだけなら、エリサも気が付かなかったかもしれませんでした。

しかし他の宝石があったおかげで、受け取った日にダイヤモンドの首飾りは精霊術に使って粉々に砕け散っていたのです。

イザベルはストーンハムが用意した宝石はすべて本物だったと反論しました。

イザベルのその言葉は第二皇妃宮にあった首飾りは、ストーンハムが用意したものではないという証明になります。

それ以上反論することができなくなったイザベルは箱を持ってきた侍女が誤解したのだろうと、侍女を悪者に仕立て上げようとしました。

侍女は悲鳴を上げたかと思うと土下座をし、エリサが悪魔を召還したのだと言い出します。

最近 第二皇妃宮ではおかしな出来事が起こっていると言う噂がありました。

夜中に水の音が聞こえたり、雨も降っていないのに庭園が塗れていたり、カップから女の子の顔がのぞいていたり・・・。

悪魔の召喚は古代召喚術師の血を引いているか、堕落した魔法使いの黒魔術師にしかできないはずです。

来客たちはエリサがよからぬ方法で、黒魔術師になって悪魔の償還をしたのではないかと疑い始めました。

イザベルもただの噂だと思っていたようで驚いています。

◆悪魔の正体・・・

カイトは何も言わないエリサを訝しげに見つめていました。

簡単に引き下がるつもりがなさそうに見えたエリサが、ずっと黙っているのです。

エリサは長いパーティーになりそうだと、心の中でぼやきました。

そして来客のほうを向いて悪魔に興味があるかと尋ねます。

エリサは怯える来客たちの目の前で、掌に水を出して見せました。

マナが使えなくなったはずのエリサの行動に、その場にいた全員が視線を奪われ驚きます。

『皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～』第29話はここまで！

図書館館長

第29話では、目の前で首飾りが粉々に砕け散った時のイザベルの悔しそうな顔は、胸がすっとしました。
それでもストーンハムが用意した物は本物だったと反論したのは、皇子の恥は自分の恥とでも思ったのだと思います。
息子を大切に思うような人物なら、声を掛けて来たストーンハムを無視したりしないでしょうから。
でもその時のイザベルの表情はまるでなくのを我慢している子供のようで、少し可愛いとも思ってしまいました。

『皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～』28話『ネックレスの行方』感想まとめ

イザベルの策略とは裏腹に、エリサの株を上げることになりましたね。

エリサがウィンディーネと繋がっていることを知った人たちの掌返しがえぐいです。

しかしエリサはきっと、受け入れると思います。

心から受け入れることはないでしょうが、今後レオンの力になる人物になり得るなら嫌いな人物でも受け入れるに違いありません。

だからこそウィンディーネとレオンが戯れる姿を、みんなの前で見せたのだと思います。

逆にイザベルの株は大暴落したことでしょう。

宝石泥棒の濡れ衣を着せただけでなく、ストーンハムも精霊に手を出そうとしたという事実があります。

精霊がどんな立ち位置にいるのかはわかりませんが、精霊を消してしまいエリサを倒れさせかねなかった行動はまずかったのではないでしょうか。

そのことをイザベルが怒っていなければいいのですが。

ストーンハムがそんな行動に出たのは、母親に愛され。ローハンに抱っこされ。その上 精霊まで近寄って注目を浴びているレオンが羨ましかったのだと思います。

アセンシオに文句を言うことはできなくても、弟のレオンになら文句が言いやすかったのもあるのでしょう。

イザベルもカイトばかり見ているのじゃなく、少しはストーンハムのことを見てほしいですよね。