【皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～】26話ネタバレ｜第一皇妃が権力を持っている理由は！？

◆パーティー会場に姿を見せた皇帝カイト・・・

第二皇子の誕生日パーティーにやってきた皇帝カイトに、第一皇妃イザベルと第二皇子は来訪のお礼を述べます。

カイトは美しくお辞儀をしたイザベルに笑って頷きました。

カイトは皇帝になってから帝国の儀式に必要なパーティーにしか参加しなかったのですが、唯一の例外がイザベルが主催するパーティーです。

来客たちもイザベルのパーティーならばカイトが姿を見せることは想像していたようで、驚きもしません。

それどころか東部貴族派トップの公爵の娘であるイザベルだけが特別扱いされていることで、これからは東部貴族派の時代になると予想しています。

普段 パーティーに参加してもカイトと踊ることがないエリサのことを、不憫だと憐れんでしました。

◆カイトに挨拶するイザベルを見ていたエリサ・・・

イザベルがバロッサの女性たちの中で最上位にいる理由は、公爵の娘だからという理由だけではありません。

権力の最上位にいる皇帝カイトの寵愛が大きいほど、周囲は特別扱いをするのです。

エリサはアセンシオとレオンを連れて、カイトに挨拶に行きました。

カイトが意味ありげにエリサを見つめていると、イザベルはカイトをダンスに誘います。

通常 成人前の皇子の誕生パーティーでダンスや酒は控えられていました。

しかし第二皇子が生まれた時からイザベル主催の時だけ、カイトとのダンスから始まるのです。

カイトとイザベルのダンスをじっと見ているエリサに気が付いたアセンシオは、自分と踊ろうと声を掛けようとしました。

するとアセンシオの妃候補であるビアンカが、少し話をしたいと声を掛けてきます。

アセンシオが断ろうとすると、ビアンカは瞳を潤ませました。

ビアンカはイザベルと同じ東部貴族派の伯爵家の令嬢で、イザベルが皇太子派に力が付くのを防ぐために用意した妃候補です。

エリサはこのタイミングで現れたのには理由があると考え、ビアンカを無下に扱えば立場が悪くなるとアセンシオを諭しました。

アセンシオはエリサの言葉に従い、ビアンカと話をすることにします。

◆一人になったエリサを心配したレオンは・・・

エリサが一人になったことに慌てたレオンは会場の中からローハンを探し出し、足元に縋りつきました。

ローハンは上目遣いに訴えかけるレオンには勝てず、レオンを抱き上げてエリサのもとへ向かいました。

◆レオンがローハンをエリサのダンス相手に・・・

来客たちが不憫だと憐れんでいた声が聞こえていたのか、レオンはローハンと踊れば来客たちも悪く言えないと言います。

エリサはまだ幼いレオンが自分のために、来客の中で一番信頼している人物を連れてくる判断ができるほど成長したことが嬉しくて目を細めました。

ローハンはレオンを抱いていないほうの手を差し出して、戸惑っているエリサをダンスに誘います。

エリサはローハンがダンスに誘ったにもかかわらず、なぜか最近の決闘の申し方なのかと悩み始めました。

レオンにせかされたエリサは差し出された手を取ろうしますが、寸前で止まってしまいます。

しばらくダンスをしていなかったせいで、踊り方を忘れてしまっていたのです。

エリサの止まった手を取ったローハンは、剣術で体の使い方が上手なエリサなら心配する必要はないと言いました。

確かに剣術には自信があるエリサですが、ローハンの方がうまくリードできるのか心配になります。

ローハンは悩むエリサに、時と場所はわきまえているから安心していいと微笑みました。

しかしエリサが心配していたのは自分のことではなく、ローハンが人前で恥をかくことになることでした。

エリサとローハンがフロアに出ようとすると、カイトがなかなか良い組み合わせだと声を掛けてきました。

その頃 メイドの一人がエリサの宮に忍び込み、送られてきたダイヤモンドのネックレスを盗み出していたのです。

『皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～』第26話はここまで！

図書館館長

第26話では、エリサのボケ具合が絶妙でした。
ダンスの誘いを真顔で決闘の申し込みと思うところや、ローハンに動きを合わせられなければ怪我をさせられると思い込むところ。
どこをどう取ればそんな考え方ができるのでしょうね。
無表情の奥でこんなことを考えているエリサは、かなり天然だと思います。

『皇妃さまの育児論～2度目は失敗いたしません!～』26話『権力はあの男から』感想まとめ

イザベルはエリサが権力を持つのが怖いのでしょうが、十分 権力を持っているじゃないですか。

その権力を持ったまま人の上に立つ人格があれば、もっと人が付いてくるでしょうに。

もしイザベルが非の打ち所がない素晴らしい女性ならば、レオンを守ることが何よりも大切なエリサも逆らったりしないでしょう。

イザベルが悪だくみをするから、エリサも反撃しているように思えてなりません。

そしてカイトがエリサに興味を示しましたね。

エリサが挨拶をしたときに意味ありげに見つめていたのは、どうしてでしょう。

エリサ自身が何か変わったわけではないと思うんですよね。

もしかしたらエリサの能力に気が付いたのでしょうか。

それともエリサがつけている耳飾りに意味があるのでしょうか。

エリサも耳飾りの模様に見覚えがあったようですし・・・。

この耳飾りの模様にどんな意味があるのでしょうか。

この耳飾りと一緒に送られてきたダイヤのネックレスも、メイドに盗まれてしまいました。

あの時(22話) 送られてきたダイヤとサファイヤと真珠に、何か意味があるということですよね。

それは一体なんなんでしょう。