めちゃコミックで連載中の『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~(Anne/Steak/Jaha先生)』の第第33話のネタバレと感想をまとめました。
【『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』前話あらすじ】
エリサがカイトにエスコートされて庭を散策している間に、ウィンディーネが水脈を探しに行っていました。
戻ったウィンディーネの案内で水脈の元へ向かうと、そこは・・・。
『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第33話『戻ってきたプレゼント』ネタバレ
◆ウィンディーネの探し当てた水脈を掘るのは・・・
エリサから自分たちもするべきことがあるだろうと言われた貴族たちは、まさか自分たちの穴を掘れとでもいうのかと反論します。
しかしエリサはそうしたいなら止めないが忙しいのではないかと、淡々と答えました。
エリサにからかわれたようになってしまい、レイモンドはポカンと口を開けます。
レイモンドの部下はその様子に思わず吹き出してしまいました。
エリサはここがイザベルの庭園だから、ストーンハム直属の第三騎士団か皇宮近衛隊を呼ぶかカイトに尋ねます。
すると遅れてきたイザベルが皇宮近衛隊が良いと提案し、カイトも了承しました。
イザベルはストーンハムの騎士たちを泥まみれにしたくないという感情だけで、特に皇宮近衛隊の方が理にかなっていると思っていたわけではありません。
◆なかなか出てこない水・・・
呼び出された皇宮近衛隊が穴を掘り始めますが、なかなか水は出てきません。
あとどれくらい掘ればいいのかわからず、疲れた近衛隊たちはぼやき始めます。
するとエリサがサボっていれば長くかかり、体を動かせば早く終わると嫌味を言いました。
近衛隊たちはビクッと体を震わせ、慌てて作業に戻ります。
なかなか出てこない水に、貴族たちの中からも不満の声が上がり始めました。
水脈の存在を疑う声や、ウィンディーネが間違えたのではないかという声です。
バロッサの中でも大きな庭園で、反対側にある池と勘違いしたのかもしれないと言い出しました。
そんな貴族たちの声に反応したローハンは、貴族たちを睨みつけます。
ローハンに睨みつけられた貴族たちは、怯えて口を閉ざしました。
エリサは貴族たちを睨みつけるローハンに、そんなことをしていては疲れてしまうと進言します。
そして心配しなくても貴族たちよりローハンの方が長生きすると、エリサなりの励ましの言葉を掛けました。
◆根に持つ性格・・・
ローハンは自分より、ここまで根に持っているエリサのほうが心配だと言います。
エリサは一瞬意味がわかりませんでしたが、思い当たる節がありました。
荒らされているのは、エリサを忌み嫌うイザベルの庭。
穴を掘るのに苦労しているのは、新しい第二騎士団に嫌がらせをした皇宮近衛隊。
そして待ちくたびれているのは、口うるさい貴族たち。
エリサは必要なところで最善の選択をしただけのつもりなので、根に持っているつ折りはありませんでした。
しかし実はウィンディーネが教えた水脈の深い場所を選んでいたのです。
エリサが自分が根に持っていたからこの状況に導いた可能性がないとは思えず、自分にもこんな一面を元々もちあわせていたことに気が付きました。
すると近衛隊が掘っていた穴から急に水が吹き出し、近衛隊たちは慌てて穴から逃げ出します。
即座にローハンが自分のマントで、カイトとエリサが水にぬれないようかばいました。
吹き出す水に慌てふためく近衛隊たちを見て、エリサは自分のせいではないとつぶやきます。
◆エリサの能力を試す必要・・・
吹き出した水の騒ぎが収まったのち、カイトは貴族たちの前でまだエリサを試す必要があるか尋ねます。
異論があればこの場で言うように言われた貴族たちは、何も言うことができません。
するとルワンダが一歩前に出て、大干ばつで苦しんでいる西部の民のために慈悲を願い出ました。
エリサが帝国のためにしたことは、カイトの歴史に刻まれることになるというのです。
カイトも西部の状況が深刻なのは理解していて、エリサにやってみるか尋ねました。
エリサは任せてもらえるのなら最善を尽くすと答えます。
カイトはエリサが承諾したことを笑顔で伝えますが、稀有な存在の精霊使いかつ高貴な女人の足に皇宮外の土をつけるつもりではないかと尋ねました。
カイトの意図に気が付いたルワンダは最高級の足場を用意する約束をします。
そしてエリサがいない間も、第二皇妃宮にも不便がないように取り計らう約束をしました。
カイトはそこまでするならと、許可を出します。
◆ジェイリン皇女・・・
夕暮れ時の窓際に座っていたジェイリンに、侍女がお茶を用意しようか尋ねます。
ジェイリンが振り返って大丈夫だと微笑むと、侍女は何があったら呼ぶように言って部屋を出ました。
一人になったジェイリンはテーブルの上に置かれた箱を開きます。
箱の中身はエリサに贈られた真珠の耳飾りでした。
こんなの綺麗なのに用済みなのは残念だとつぶやいたジェイリンは、ちょっと挨拶しただけなのに送り返してきたのはカイトらしくないと思います。
たとえ挨拶以上のことをしていたとしても、普段のカイトなら眉一つ動かさなかったはずです。
しかしジェイリンでも最近のエリサなら、カイトが気にかけるのもわからなくはありませんでした。
しかしカイトの行動にはすべて意味があると考えると、耳飾りを送り返したのは警告だとも考えられます。
窓の外を見たジェイリンは、帰宅したローハンの姿を見つけて目を輝かせました。
でもひそかにエリサを自分のほうに寄せて、ローハンのマントの下に入れたカイトも素晴らしいと思いました。
カイトはローハンが自分を絶対に守ると信じていたから、エリサを自分のほうに寄せたのでしょうね。
信じあえる皇帝と臣下というのがわかる、良いシーンでした。
『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第33話『戻ってきたプレゼント』感想まとめ
貴族たちに掘らせるつもりじゃなかったんですね。
エリサが調子に乗っている貴族に、お灸をすえた感じでした。
でもその奥には、エリサ自身も気が付いていなかった感情があったとは予想外です。
エリサが実はわざと深い水脈を選んでいたなんて、想像もしていませんでしたよ。
それが小さな復讐になっていましたね。
イザベルが皇宮近衛隊の方が良いと進言したことで選ばれた近衛隊ですが、カイトが第三騎士団を選んだとしてもイザベルに嫌な思いをさせることはできました。
どっちに転んでもエリサの小さな復讐はできたというわけですね。
やっぱりエリサは頭がいいですよね。
そしてジェイリン皇女登場です。
可愛いじゃないですか。
でもそのかわいい顔から想像つかないほど、嫌味なことをする性格なのが残念です。
皇女様の上に容姿端麗となれば、きっと可愛い可愛いとわがまま放題に育てられたのでしょう。
だから思い通りにいかないことが気に入らない感じがします。
ただイザベルほど感情を表に出さないようなので、その分 品は良く見えますね。
そしてエリサが西部に行くことがきまりましたが、留守にしている間が心配です。
何事も起こらなければいいのですが・・・。
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