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【皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~】38話ネタバレ|野営に近づく蹄の音の正体は!?

めちゃコミックで連載中の『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~(Anne/Steak/Jaha先生)』の第38話のネタバレと感想をまとめました。

【『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』前話あらすじ】

魔物に襲われたエリサは最後尾にいたローハンが来るまでの時間稼ぎに、水の精霊の力を使います。
エリサは魔物が襲ってきたことや、道の真ん中に丸太が積み上げられたことに不審に思い・・・。

『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第38話『案内人』ネタバレ

◆エリサのもてなしを任されたパトリックの妻・・・

ベルディン公爵の長男であるパトリックの妻は、エリサのもてなしを身分が低いジョナサンの妻に任せるべきではないと言います。

それは個人の問題ではなく、公爵家の威信が掛かった問題だから進言しているというのです。

ベルディンはパトリックの妻の意見を認め、エリサのもてなしを任せることにしました。

ベルディンが会議の終了を宣言すると、パトリックは妻を伴って無言で部屋を出ていきます。

エリサの迎えを任された次男のジョナサンは、パトリックが出て行った扉を不安そうに見ていました。

ベルディンは愚か者とつぶやいて舌打ちをし、ジョナサンに余計なことを考えずやるべきことをやるように申し付けます。

そして席を立ち女のために全てを捨てるような愚か者を息子とは認めたくないと、侮蔑したような視線を向けました。

ジョナサンの妻は悔しそうにしていますが、無言でうつむくしかできません。

エリサの迎える役目はベルディンがジョナサンに与える最後の機会です。

エリサが水脈を探し出して民心を安定させたとき、共にいた者が公爵家を代表する顔になるのです。

ベルディンはジョナサン本人のためにも、ジョナサンの息子であるベンジャミンのためにもしっかり務めを果たすように言いました。

ベンジャミンに与えられたのはエリサの迎えだけではありません。

エリサが何を隠し持っているか監視する役目も果たさなければならないのです。

ベルディンが部屋を出ていくと、ベンジャミンは妻に嫌な思いをさせたことを謝罪しました。

ベンジャミンの妻は首を左右に振って微笑みます。

ベンジャミンが肩を抱き寄せると、妻はベンジャミンの肩に頭を乗せるようにして大丈夫だと穏やかな表情で答えました。

 

◆剣の稽古・・・

その頃。

エリサはローハンに剣の稽古をつけてもらっていました。

騎士たちは魔物を討伐したばかりの今日くらいは稽古を休むと思っていたので、二人の稽古の様子を見て驚いています。

ローハンから見たエリサの剣術は攻撃的な性質が強いため、防御的な部分を強化できるように稽古を付けていました。

ところがエリサはしっかりとローハンの剣を受け止めています。

ローハンの剣を何度か受け止めたエリサは微笑んで、高く飛び上がって剣を振りました。

そしてローハンにとびかかると、ドォンと大きな音がして土埃が舞います。

騎士たちはエリサの心配をして駆け寄ろうとしますが、土埃が収まって見えたエリサの姿は心配する必要は全くありません。

エリサは水の翼を背中につけて、ローハンより高い位置からローハンを見下ろしていたのです。

エリサは見上げているローハンに、次はもう一歩先の稽古を願い出ました。

 

◆野営に残っていたレオン・・・

エリサが稽古を終えて野営に戻ると、レオンは焚火のそばに横たえられた丸太に腰を下ろしていました。

レオンはエリサが声を掛けると、振り返って嬉しそうに微笑みます。

エリサはレオンの隣に腰を下ろして、眠れないのか問いかけました。

そしてレオンが眠れないのはお昼寝をしたせいだと言って、レオンを膝の上に抱きかかえます。

エリサが言うお昼寝とは、決して本当のお昼寝ではありません。

昼間 エリサたち一行は何度も魔物の襲撃に逢いました。

エリサはそのたびにお昼寝と言って、手でレオンの目を覆っていたのです。

そのおかげでレオンが魔物の姿や騎士たちに倒される悲惨なシーンを見ることはありませんでした。

しかし音は聞こえますし、血の匂いはしたはずです。

エリサはレオンに怖かったか尋ねました。

するとレオンは逆に、エリサの夢は怖かったか問いかけ返します。

エリサが全然 怖くなかったと答えると、レオンは自分もエリサと一緒ならどんなに怖い夢も平気だとしっかりした眼差しをエリサに向けました。

そしてエリサが見ているものを一緒に見たいから、次からはお昼寝はしたくないというのです。

エリサが怖い夢を見たときは自分が手を握ってあげると、小さな手でエリサの手をぎゅっと握りました。

レオンはローハンのように大きくなったら、自分がエリサを守ると笑顔で話します。

エリサを一緒に守るというのがアセンシオとの約束でした。

物理的に温かさを感じる焚火。

しかしエリサの胸の中にいるレオンの小さな体は、それ以上に温かさを感じます。

エリサはレオンの優しさと温かさに、心が穏やかになる気がしていました。

その時 エリサは野営の外から近づいてくる、馬の蹄の音に気が付きます。

ローハンは騎士たちと即座にエリサとレオンの前に立ちはだかり、さっきは感じないが確認できるまで待つように伝えました。

蹄の音の主はジョナサンで、エリサとレオンを迎えに来たと笑顔で挨拶をします。

『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第38話はここまで!
図書館館長
図書館館長
第38話では、背中に水の翼をつけたエリサが美しい!
瞳の色と髪の色と肌の色に、水の翼の透けた水色がとてもマッチしています。
エリサが無表情なので冷たさを感じるかもしれませんが、背景のやわらかい色合いと白いバラがいい感じに柔らかな雰囲気にしてくれている気がしました。
氷のように見えそうな水の翼が、柔らかな感じがするのは背景とマッチしているからだと思います。
カラーならではと言えるシーンですよね。

『皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~』第38話『案内人』感想まとめ

ジョナサンは身分の低い妻に惚れて、親に反対されていたのですね。

野心家のパトリックの妻より、身分が低くてもジョナサンの妻のほうがよっぽどいいと思いますがベルディンは違うんですね。

貴族というのは身分を気にして面倒くさいことこの上ありません。

そんな貴族に染まっていないジョナサンが当主の座に付くために与えられた最後の機会が、エリサたち一行の出迎えでした。

でもエリサたち一行にはカタブツとも思えるローハンが付いています。

ジョナサンが与えられたエリサを見張るという役目は、果たせないんじゃないでしょうか。

ローハンがエリサに近づくことを許すとは思えないんですよね。

そしてレオンはかなりしっかりしていますね。

怖い夢も平気だと言ったときの眼差しは真剣そのもので、やはり帝王学を学んでいる皇子なのだと思わされました。

それにエリサが怖いものを見せないようにお昼寝と称して、目を覆っていることも理解している賢さも素晴らしいです。

普通 レオンくらいの子なら、そのままお昼寝することと思うでしょう。

目を覆われている間に起ったことを夢と表現できないでしょう。

まだまだ幼いレオンの賢さに脱帽です。

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