ZERO-SUMコミックスで掲載中の『影の英雄の治癒係(亜子/浅岸久先生)』第3話のネタバレと感想をまとめました。
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『影の英雄の治癒係』第3話ネタバレ
◆ナンナの夢・・・
治療行為の後 二日も眠り続けたナンナは、意識を失っている間に九年前の侵略の日の夢を見ます。
あの時の記憶が曖昧なナンナは、夢の中で侵略者にさらわれそうになっているところをルヴェイに助けて貰っていました。
目を覚ましたナンナは心配そうに覗き込むルヴェイの顔が目に入ります。
ルヴェイから水を飲んで落ち着いたナンナは、心配してくれていたことにお礼を言いました。
◆治療の効果・・・
ナンナの治療行為はルヴェイの痣を薄くすることができていました。
ただ完治とまでしていないためまだ何度かの治療が必要のようで、ナンナとルヴェイは少し気まずくなります。
ルヴェイはナンナの身体に対する負担を気にしますが、ナンナは一度引き受けたことだから最後までちゃんと手伝うことを約束しました。
ナンナは二日も仕事をさぼってしまったことを思い出して、ワイアール家に説明をして貰えないか頼みます。
するとルヴェイはナンナの荷物を取りに行かないといけないと言い出しました。
ナンナは円満に復職できるように計らって欲しいと頼んだつもりなのですが、ルヴェイはそれなりの贅沢をさせるくらいの解消はあるというのです。
話がかみ合わずに戸惑っていたナンナはルヴェイが何度も言っていた、責任を取るという意味が妻にするということだとようやく気が付きました。
◆お嫁さん候補・・・
着替えて話し合いの席についたナンナは、報酬目的でえっちするのを嫌がっていたはずのリヴェイの変わりように困惑しています。
オーウェンは律儀なリヴェイの性格上こうなることを予想していて、初めからナンナがリヴェイの妻になるにふさわしい人間か調べていました。
調査結果からナンナはワイアール家に戻ることを反対されてしまいます。
ナンナとルヴェイの結婚にはオーウェンとカインリッツも乗り気で、ナンナは逃げ道が見つかりません。
困っているナンナの前にひざまずいたリヴェイは、ナンナを妻に欲しい理由を恥ずかしそうに説明しました。
しかし抱いてしまった義務感から求婚しているようにしか思えないナンナは、冷静になったほうがいいと諭します。
ルヴェイの落ち込んだ顔を見ると良心が痛み、独り立ちできるまで援助を頼みました。
それまでに考え直して、それでも選んでくれると言うならもう一度プロポーズして欲しいと提案します。
英雄とはいえオーウェンを守る立場にある騎士団のカインリッツとルヴェイ。
本来ならこんなに王太子と親しい態度がとれるはずがないのでしょうけど、オーウェンが気を許しているから仲良くなったのでしょうね。
身分を超えた男同士の友情！凄く好きです。
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『影の英雄の治癒係』第3話あらすじ感想
◆九年前に出会っていた
ナンナは現実とは思えずにいるようですが、おそらく九年前の侵略の時にさらわれそうになったナンナを助けたのはリヴェイなのでしょうね。
お互いそのことは知らないまま関係を持つことになったのでしょう。
九年前のルヴェイは長髪だったと言うこともあって、ナンナが気が付かないのも無理はありません。
ルヴェイにしても当時のナンナは幼かったので、覚えていたとしても同一人物とは思っていない可能性がありますね。
ナンナにとっては村の英雄と思っていたルヴェイが、自分を助けてくれた英雄でもあったということになります。
定番ネタと言えば定番なのかもしれませんが、なんだか運命的なものを感じますね。
過去の出会いが二人の関係にどう関わっていくのか、楽しみになってきました。
◆責任の取り方
関係を持つ前に責任を取ると言うことは、結婚するって事だと思うのが一般的だと思います。
それなのにナンナは全く予想していなかったことに、呆れてしまいます。
ルヴェイはずっと妻にするつもりで話しているのに、全く気が付かないなんて鈍感にもほどがあります。
ルヴェイは報酬の話は嫌がっていましたけど、こんなことなら始める前に報酬の話をしていればよかったかもしれませんね。
それならビジネスとしてルヴェイも割り切れたかもしれません。
いや。やはり難しいでしょうか。
ルヴェイは妻に欲しい女性しか抱く気がなかったと決めていたようですし、割り切るくらいなら痣を抱えたまま生きることを選んでいたかもしれませんね。
ルヴェイの抱くのは結婚相手だけという考えは、ナンナの世界でも珍しいようです。
ルヴェイがそんな風に考えるのは、単に女性慣れしていせいで憧れでもあるんですかね。
それとも父親が浮気三昧で女癖が悪かった反発心からなどの理由でもあるのでしょうか。
少し気になるポイントです。
◆ルヴェイのギフト
ルヴェイのギフトは影というようですね。
2巻で最初にルヴェイが姿を消したときは素早く逃げたことの表現だと思っていたのですが、影に入って逃げたということだったのに驚きました。
影を自由に出入りしたり、影で物を創造できる能力って戦闘にはかなり有利だと思います。
ルヴェイ自身ももちろん努力しているのでしょうが、この才能は英雄になるのに大いに役立ったに違いありませんね。
影があるところならどこにでも移動できるということは、敵の背後を簡単に取れます。
影があれば手ぶらでも武器を作り出すことができると言うことです。
影がないところは一般的には存在しないので、戦闘においては最強のギフトかもしれませんね。
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