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【火祭り村】30話ネタバレ|火那子を襲おうとして殴られた権太が!?

コミックレガリアで掲載中の『火祭り村(猪爪ケイ / enem先生)』の第30話のネタバレと感想をまとめました。

【『火祭り村』前話あらすじ】

来訪者に身動きをできなくされた共行は、嘘で相手を誤魔化して逃げることに成功しました。
その頃 権太に襲われそうになっていた火那子は・・・。

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『火祭り村』30話ネタバレ

◆悲鳴をあげ・・・

火那子に覆いかぶさっているところを共行に殴り飛ばされた権太は、悲鳴を上げて縁側から無様な格好で逃げ出します。

そして殺されると助けを求めながら、庭を走り抜けていきました。

共行に抱きしめられていた火那子は、こわかったと泣きじゃくります。

共行は怯える火那子を抱きしめて、大丈夫だと慰めました。

その頃 異変に気が付いた信造は渋沢と末堂を引き連れて、火那子の自宅である神社に続く山道を駆け上がっていました。

すると火那子の家から逃げてきた権太と遭遇します。

権太は怒っている信造に怯えて、再び神社の方へ逃げ戻りました。

境内についた権太は逃げるのをやめて振り返り、懐刀を出して近づいたら殺すと信造たちを脅します。

そこに通りかかった神人が権太の肩を掴むと、権太は振り返りざまに神人の首を持っていた懐刀で神人の首を切ってしまいました。

神人の首からは血があふれ神人は権太の胸ぐらを掴むと、自らの血の海に倒れてしまいます。

茫然とその様子を見ていた信造たちを振り返った権太の顔は、月明かりに照らされて血で汚れているのがわかりました。

懐刀を落とした権太は自分が悪いのではないと必死で釈明しようとします。

騒ぎに気が付いた神人達が集まってきて権太を捕らえようと、信造たちの脇をすり抜けていきました。

自分は悪くないと権太が言い続けている中、末堂は頭を抱えています。

一方 共行は火那子を抱きしめて、落ち着かせようとしていました。

そこに騒ぎがひと段落した信造が現れ、無事だった火那子を強く抱きしめます。

遅れて末堂を支えた渋沢もやってきました。

共行が何があったのかと尋ねると、末堂はぼろぼろと涙をこぼし渋沢が事情を話します。

その頃 権太は神人の持っていた槍で腹と胸をさされ、絶命寸前で助けを求めていました。

 

◆神主からの手紙・・・

後日。

乙名会が開かれ、共行が神主からの手紙を代読します。

手紙には権太が火那子に暴行を加えようとした罪と、ホムラ様の代行者の神人を殺害した罪で極刑に処したことが記されていました。

この手紙は共行や風斗などが作った偽物ではありません。

共行は神主がまだ生きているのだと、実感します。

共行が生贄から逃れることができたのは、風斗の考えたトリックと共行のハッタリのおかげでした。

しかし次もハッタリが通用するとは限りませんし、炎に包まれたはずの神主が、生き残れた理由もわかっていません。

共行は火那子のために何度でも立ち向かう覚悟を決めました。

 

◆信造のもとへやってきたのは・・・

後日。

信造の元へ権太の愚行を詫びに、息子の権蔵が米俵を携えてやってきました。

信造と共行の前に土下座して許しを請う権蔵に、心臓は顔をあげるように言います。

そして事件は許されることではないが、父親の罪を息子が背負う必要はないと言いました。

信造の言葉はありがたいことでしたが、火口家はそのままというわけにはいきません。

権太は力添えが必要なことがあればなんでも申し付けてほしいと、再び頭を下げました。

権蔵が帰った後 共行は火那子に酷いことをしたやつを許すのかと、信造を睨みつけます。

信造も権太が生きていれば八つ裂きにして魚の餌にしたいと思うほど腹を立てていますが、罪のない権蔵を殺せば気が済むという者でもありません。

だからと言って信造は簡単に許してやるつもりもありませんでした。

信造は今回は何かしらで火口家が神服家に協力するという言質を取ることができたので、今は復讐よりもどう生かすかを考えたほうがいいと諭します。

共行は自分が火那子のためにしてあげられることは、この村を変えることだと思いました。

 

◆参詣制度の改正・・・

後日。

共行と風斗が火事の中から救った牧野大輔が、共行に笑顔でお礼を言っていました。

共行は大輔に故郷に帰っても元気で過ごすように笑いかけます。

共行が乙名会で参詣制度の改正を提言し、配偶者を失った独身者と参詣に失敗した独身者に参詣の機会を与えるようにしきたりが変更されたのです。

神主が許すはずがないという意見も出たのですが、神主からはなんのアクションもありませんでした。

その上 大輔の自殺未遂と権太の夜這い事件が後押しした結果でもあります。

そして採決時には権蔵が約束を守り、火口家が全面的に協力してくれたのです。

神主が何も言ってこないことに不安はありますが、これが第一歩だと共行は言います。

村人が外に出る行為を積み重ねていけば、いつか村人が違和感なく外に出ていける日が来るというのです。

そのためには神主を何とかしなければなりません。

共行が風斗に手伝いを頼むと、風斗はそっけなく最初からそのつもりだと答えました。

共行は門を出ていく大輔の背中を見ながら、必ず火那子と一緒に村を出ると誓います。

『火祭り村』第30話はここまで!
図書館館長
図書館館長
第30話では、牧野大輔が共行にお礼を言うときの表情と、自殺しようとしていた時の牧野(26話)見比べてほしいです。
まるで別人のようですよ。
共行に涙を流しながらお礼を言う牧野は本当にいい笑顔をしています。
共行のおかげで良い老後が暮らせるようになって、よかったですよね。

『火祭り村』30話感想まとめ

目の前で権太が神人を殺したとき末堂はオヤジとつぶやいて泣きましたが、どういうことなのでしょう。

末堂は外から来た人間ですから、権太の息子ではありませんよね。

ということは、神人の息子ということでしょうか。

どこかにそんな話が書かれていたのに見逃していたのかもしれないので、最初から見返してみることにします。

それはそうと 権太をそそのかした火沼が罰せられないのは、納得できませんね。

息子の権蔵が詫びに来ましたが、火口家で火沼の存在はどんな扱いになっているのでしょう。

連続失敗したわけですから、もしかしたら火口家の中で粛清が行われたのでしょうか。

そして神主がまだ生きていることも明らかになりました。

神主は共行と風斗の目指すところの妨げになるのは間違いありません。

神主がいきているのか誰かが継いだのかはわかりませんが、どうにかしなければいけませんね。

参詣は一度という決まりは改正されましたが、まだまだ先は長そうです。

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