peepで掲載中の『小悪魔教師サイコ(小説版)(三石メガネ先生)』の第5-10話のネタバレと感想をまとめました。
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『小悪魔教師サイコ』第6-10話ネタバレ
第6-1話『こんなところでもサイコ①』ネタバレ
場面は、クラスの女子生徒である綾羽(あやは)が昨夜、何者かに殺されたらしいと、心春(こはる)が話をするシーンです。
朝のHRで、そうクラスメイトへと話をする心春。
ですが、話を聞いていたクラスメイト達は、そんな心春の話を信じようとしませんでした。
けれど実際に、綾羽とは昨夜から連絡が取れていない生徒が何人もいて…?
犯人が未だ捕まっていないこと。
警察がそんな調査に乗り出していること。
そんなことから、今後は気を付けて過ごすように告げた心春。
すると、生徒たちも次第に、綾羽が本当に殺されてしまったんだと事実を受け入れ始めます。
一方で、話を聞いていた竜斗(りゅうと)はすっかり、顔を青くしていました。
昨日実際に、綾羽が死んだ姿を直接見てしまっていた竜斗。
そんな竜斗は騒がしくするクラスメイト達の中、ただ1人何も言えずに俯いていました。
それから場面は、心春がまた、タクトが入院している病室へとお見舞いに向かったシーンです。
そこでは、病室で意識不明のままのタクトに対して話をしていく心春。
そうして心春は、以前、タクトが【階段から落ちた時】、その時の床に落ちたタクトの姿が、今思い出しても凄く面白かったと笑みを浮かべて…?
第6-2話『こんなところでもサイコ②』ネタバレ
そんな話をする心春ですが、近づいてくる足音に話を止めました。
そこでは、白髪の女性と目が会った心春。
彼女は、タクトの母親でした。
心春のことも同級生だと知っている母親は、こうしてタクトのお見舞いを今でも来てくれる心春に関して感謝している様子でした。
タクトも、【あの日、階段で足を滑らせたりしなければ】、きっと、心春と同じように成長していたのだろうと涙ぐむ母親。
そうして母親は、こうして今でもお見舞いに来てくれる心優しい心春に感謝の言葉を告げると、その後は心春とは、何気ない世間話を始めました。
そこでは、今は教師をしているという心春の話を聞いて、立派に頑張っている心春を応援する母親。
しかし、心春が母親に告げている内容は、【とある問題行動ばかりしていた子と一緒に悩んでいることを解決したら、その子は大人しくなって、騒がしかったクラス自体も大人しくなった】なんてものでした。
何も事実を知らない母親から見ると、本当に立派に見える心春の教師としての活躍ですが…実際はそんな綺麗なものではありません。
そうして、そんな風にして話をしていた母親と心春のもとへ、また新たな足音が近づいてきました。
そこでは、何も知らずに病室に入ってきた1人の男の子。
…そこにやって来たのは、タクトの弟でもある竜斗で…?
第7-1話『秋月、動きます①』ネタバレ
心春は驚く竜斗に対して、自分は小学生の頃からタクトと同級生で、こうしてたまにお見舞いに来ていると説明を始めました。
しかし、母親と心春が仲良くしている様子が気に食わない竜斗。
そんなことから竜斗は、不機嫌になってすぐに病室を出ていきました。
その後、場面は竜斗の部屋でのシーンに変わります。
心春のことを思い浮かべてもやもやする竜斗。
そんな竜斗ですが、兄のタクトのことで思い出すのは【あの運動神経が良い兄が、なんで階段から落ちたのか?】なんて部分です。
そこでふと、竜斗は以前、タクトがとある女子に執着していたことを思いだしました。
そうして、ある日急に、騒がしい性格のタクトが静かになり、怯えるようにしてとある女子を怖いんだと言い出したタクト。
それから、数日して、タクトは階段から落ちて…?
場面は翌日の教室へと移ります。
首が千切れ、腹が割かれて内臓が零れ落ちているような、そんな猫の死骸が教卓の上にありました。
特に、綾羽を殺した犯人が捕まっていないということもあって怯えるクラスメイト達。
一方で、竜斗はそんな死体に怯えず、何かを考え込んでいる様子です。
それから、そんな教室へはHRをするために心春がやってきました。
そのまま猫を気にせずHRを始めようとした心春ですが、生徒たちに声を掛けられ、仕方がなさそうにして、そんな猫を手づかみで片付けることにします。
心春のそんな様子に言葉が出なくなる生徒たち。
ですが、そんな心春の態度に、竜斗には確信めいたものがありました。
やっぱり、心春はただ者ではないと感じた竜斗。
そんなことから、竜斗は兄のタクトが以前、怖がっていたという同級生の相手が、心春じゃないかなんて感じて…?
第7-2話『秋月、動きます②』ネタバレ
その後、クラスは暗い雰囲気に包まれていました。
綾羽を殺した犯人が捕まえられていないだけでなく、教室に猫の死骸を持ち込むなんて…まるで、教室のどこかに犯人が居るように思えたからです。
そうして、綾羽の取り巻きだった女子たちはあざみを囲みました。
綾羽に恨みがあって、綾羽を殺しそうな相手はあざみしか居ないと話す取りまきたち。
一方で、急に責められてしまったあざみの方は驚きしかありません。
そんなやり取りを遠くから見つめている竜斗ですが、実は、あの猫の死骸を用意したのは竜斗であり、竜斗は心春の反応が見たくてあんな風に猫の死体を用意していました。
猫の死骸程度では、怯えなかった心春。
竜斗は、そんな心春の様子を試したかったのです。
そんな風にして、あざみが綾羽の取り巻き達に責められている中、教室には忘れ物を取りに来た心春が戻ってきました。
そこでは、取り巻き達のやりとりを見て、【あざみを脅したって、綾羽はきっと浮かばれない】なんて声を掛ける心春。
綾羽はきっと、こんなことをしてクラスメイトが揉めるのは望んでいないはずで…だったら犯人は警察に任せて、自分たちは前を向いていきましょうなんて、心春はそんな台詞を取り巻き達に告げるのです。
取り巻き達は感動しており、まるで青春ドラマのようなやりとり。
ですが、そんな様子を、竜斗は冷めた視線で見つめていました。
やっぱり、心春のことを気に食わないと感じる竜斗。
そんなことから、竜斗はクラスメイトであり心春に興味がある陸(りく)に声を掛けて、心春をレイプする計画を立てて…?
第8-1話『サイコたちの思い出①』ネタバレ
場面は回想シーンです。
心春が10歳の頃、心春はクラスメイトである秋月タクト(あきづきたくと)にいつもからかわれていました。
というのも、他の女子とは違って、心春だけはどんな虫を押し付けても嫌がるそぶりがないのです。
そうしてある日のこと、タクトは心春がなにやら1人で、人気のない神社の裏へと歩いていく様子を見つけました。
そこでは、心春の後ろをついていき…心春が鞄から子猫を出した様子を見つけたタクト。
ですが、心春はその瞬間、近くにあったどす黒い石を手に取ると、それを猫に向かって振り降ろしたのです。
猫はぐちゃぐちゃと潰れていき…それから、心春がなにやら楽しそうに笑っている様子に、タクトは恐怖を覚えます。
心春が去った後、恐る恐るそんな子猫に近づくタクト。
しかし、そこでタクトが見つけたのは猫の死体だけではなくて…近くに掘られた穴に同じような小動物の骨を見つけたタクトは、そのまま叫び声をあげて去っていき…?
その後、タクトは心春に嫌がらせをするのを辞めました。
ですが、そんな風にしてタクトが嫌がらせを辞めたころから、なぜか心春から、色々と見つめられるようになったタクト。
大好きだった心春に見つめられるのは嬉しいことなのですが…そんなある日、タクトは階段を落ちることになります。
タクトの後ろには心春が居り、心春に背に背中を押され、床に叩きつけられることになったタクト。
それから心春は、タクトの倒れている階段下まで近づいてくると、じっくりと倒れているタクトを眺めたり、タクトの首をわざと逆の方向へ曲げたりと、楽しそうに触れてくるのです。
耳や口から血が溢れ出すタクト。
そうしてタクトは、心春の嬉しそうな顔を見たのを最後に、そのまま意識を失って…?
第8-2話『サイコたちの思い出②』ネタバレ
場面は回想シーンの続きです。
小学生の心春は、その日、マルイ先生と一緒に、園芸当番のため畑の整備をしていました。
そうして、そんな心春ですが、スコップを見ていると違う考えが浮かんできます。
このスコップでマルイ先生の頭を殴ったらどうなるのか?
最近は子猫を殺すのも、まるで死体のようになったタクトを見つめるのも飽きていた心春なので、急にそんな考えが浮かんできたのです。
そこでは、心春は思い立ってすぐに行動しました。
スコップをマルイに向けて振り下ろした後、倒れているマルイに近づき、ぱっくりと割れた後頭部をじっと観察する心春。
しかし、マルイの意識はまだあり、それに気づいた瞬間、心春は恐怖を感じました。
猫やタクトとは違い、簡単には倒すことが出来なかったマルイ。
そんなことから心春は咄嗟に、【マルイの後頭部にはハチが止まっていたんだ】と嘘を吐いて…?
そんなマルイですが、心春を怒ることはしませんでした。
ただ、確認のように【他の子のハチも、払ったことがあるのか?】なんて聞かれた心春。
心春はそこで、マルイには全てバレていると感じたのです。
心春はまるで毒針を持っているハチで、そんな強すぎる針を持っているときっと、いつしか排除されてしまうだろうと話すマルイ。
そうして、マルイは心春の強すぎる力は、今後【正義のため】に使うように告げてきて…?
第9-1話『佐々木も、動きます①』ネタバレ
場面は教室でのシーンに戻ります。
竜斗が、陸に対して心春のことをレイプしようと告げると、すぐに嬉しそうな表情に変わる陸。
そんなことから2人は、心春を嵌めるために作戦を練り始めました。
そうして、3日後の昼休み、陸は心春に対して進路相談をしたいと告げました。
ですが、時間は放課後の19時ぐらいで、誰にも聞かれたくないことも話すから場所も化学準備室にしてほしいと告げる陸。
そんな提案に、心春は驚いたような顔をするものの、陸は強引にそう決めてしまうのです。
それから、場面はその日の放課後に変わります。
心春はあざみに声を掛け、以前、あざみがレイプされた時の状況について詳しく聞き始めました。
そこでは、そんな風に突然問いかけてくる心春に、もしかしたら心春も脅されたんじゃないか?なんて告げるあざみ。
実際にその通りで、心春は今日の19時に進路相談という名目で陸には呼ばれましたが、それが本当に進路相談ではないことに気付いていました。
そのため、あざみがレイプされた時の状況を聞き、ある程度、陸や竜斗の性格を理解しておこうと考えた心春。
しかし、あざみは心春を心配しており、そんなことから、心春はあざみに対して【とあるお願い】をすることにして…?
第9-2話『佐々木も、動きます②』ネタバレ
その日の19時過ぎの化学準備室での出来事です。
心春と陸は、顔を合わせて準備室に足を踏み入れるのですが、その瞬間、ドアが開いて竜斗も登場しました。
それから、準備室には鍵をかけると、心春が逃げれないようにした竜斗。
2人はそこで、心春をレイプするつもりでした。
そうして、そんな2人の様子には怯えるようにして、震えた声を出す心春。
しかし、陸の動きは止まらず、心春のブラウスを引き割くようにして脱がしていきます。
『もうやめて…』なんて、泣き出しそうな心春の台詞。
ですが、陸は心春があまりにも刺激的な下着を着ていることから、余計に心春の身体に夢中になりました。
というのも、心春が身に着けていたのは胸から腰までを隠す黒のコルセットで、そんなえっちな下着姿の心春に興奮した様子の陸。
一方で、そんな心春を脅すため動画に撮っていた竜斗ですが、なぜか楽しそうにする心春を見て、このまま動画をとっても脅しにもならないと感じました。
最初は嫌がっていた心春。
ですが、下着を見せてきた頃から、心春はどこか積極的になってきていたのです。
そんな中、心春が動きました。
自分は、過去にマルイ先生が教えてくれたようにハチだと話す心春。
訳の分からないそんな心春の台詞ですが、次の瞬間、竜斗の前には大量の血が降り注いで…?
第10-1話『サイコウチョウ①』ネタバレ
ふふふと楽しそうに笑う心春ですが、目の前の陸のうなじには、いつの間にかナイフが刺さっていました。
そうして、そんなナイフに心春が触れると、一気に血を噴出して倒れる陸。
そんな様子は、竜斗はただ驚いて見つめていることしか出来ませんでした。
突然の出来事で、何にも反応できないでいた竜斗。
ですが、次に竜斗は、心春がコルセットの中に隠し持っていた小型のスタンガンを向けられてしまって…?
竜斗はスタンガンに痺れ、その場に倒れ込みます。
そこでは、竜斗にとっては意味の分からない【死ぬこと】がこの世で1番美しい原理だと話す心春。
そんな心春は死んだ陸からナイフを引き抜くと、今度はそれを竜斗に向けてきました。
ですがその瞬間、竜斗はそのナイフが自分が以前、綾羽にプレゼントしたものだと気付きます。
そうして同時に、綾羽を殺したのも心春じゃないかと察してしまった竜斗。
竜斗にとっては、兄のタクトも綾羽も陸まで、皆、心春によって殺されてしまったのです。
そんなことから、スタンガンの影響で身体が動かないながらも、心春へ絶対に復讐してやると叫ぶ竜斗。
しかし、どこか落ち着いた様子の心春は、手にしていた綾羽のナイフを竜斗へと持たせると、【私を巡って、陸と竜斗が仲間割れをした】だなんて、訳が分からないことを告げてきました。
けれど、そんな中で竜斗は痺れて動かない体を無理やり起こすと、心春に馬乗りになります。
そこで竜斗は、心春のことは【綾羽と同じような目に合わせよう】とナイフを振り降ろして…?
第10-2話『サイコウチョウ②』ネタバレ
ナイフが心春へと振り降ろされる瞬間、化学準備室のドアが乱暴に叩かれました。
それから、すぐに飛び込んできたのはあざみと警察たちで、心春に馬乗りの人になる竜斗を押さえつける警察たち。
そうして、その瞬間に、心春は怖かったと泣き出します。
それは、さっきまでの余裕そうな心春からは信じられない姿です。
そこでは、必死に綾羽のことも、兄のことも心春が殺したと叫ぶ竜斗ですが、警察たちは誰も信じてはくれません。
そもそも、【綾羽が殺されたナイフは竜斗のもの】で、【竜斗の家に綾羽の血が付いた服】まで見つかったからです。
そのほか、あざみはついさっきまでの出来事を、録音していたと話します。
竜斗たちが、心春を強引にレイプしようとするそんな音声。
しかし、心春が陸と竜斗に襲われている音声は不自然に、心春が『もうやめて』と話すところで止まっていました。
心春が本性を現してきたのはその後のはずで…なのに、何故かその後の音声が録音されていないのです。
ですがそれもすべて、心春の指示でした。
警察側からすると、まるで被害者の心春のレイプシーン。
心春の都合の悪いそのあとのシーンは、あざみに事前に『もうやめて』という所で止めるように指示しておいたことから録音はされておらず…そんなことから竜斗はまんまと弱い心春をイジメている加害者になってしまったのです。
一方で、あざみは心春に感謝を告げます。
今回の出来事を【正義の戦い】だと告げるあざみ。
だからこそ、あざみは中で起こっている出来事を知っていても、都合の良いところで録音を止めてくれました。
竜斗が連行され、生徒に襲われた被害者として綾羽や陸を殺したこともバレなかった心春。
人も殺せて、褒められて…そんな仕事ができる教師を、心春は最高だと感じて…?
『小悪魔教師サイコ』第6-10話感想まとめ
綾羽を殺し、竜斗の兄であるタクトも階段から突き落として…そうして今回、陸まで殺してしまった心春。
もう読んでいてゾクゾクするような、心春のやりとりが満載でしたね!!
特に怖いなぁと思えたのが小学生の頃の心春なのですが、ここら辺から心春はもう、すっかりおかしくなっていたんですね。
猫を石でぐしゃぐしゃにしていたり、わざと階段から突き落として血まみれになるタクトを見て笑っていたり、それから、マルイ先生をスコップで後ろから襲うシーンもありました。
これ、心春がどうしてこうなってしまったのか?
そんな過去が明かされるのも楽しみなところですよね!!
普通の環境で生活してそんなサイコパスに育つことはないと思うのですが…心春には何か事情があるような幼少期があるのか?
そんなところが、今後楽しみなところでもあります!!
それから、ポイントになってくるのは、やっぱりマルイ先生ですよね。
お話の中でも鍵になってくる人物かと思うのですが、心春をこんな歪んだ風に成長させてしまったマルイ。
心春が危ない感性を持っていると気づいていましたし、マルイ先生自体も普通の教師ではないと思うのですが…そんなマルイの登場も、今後見逃せない部分かなと思います!!
本当に、ある意味、心春よりも恐ろしい存在です!!
クラスで問題児だった綾羽や陸が死んで、2人の犯人として竜斗が罪を被ることになりました。
ここら辺は本当に、心春が残していた伏線が上手くつながったところでもあります。
綾羽を殺すのに【竜斗が普段持ち歩いているナイフ】を使って、綾羽を殺してすぐに、竜斗を誘き寄せて惨状を見せた際に【竜斗の服に綾羽の血】を残して…?
そんな感じで、綾羽を殺した証拠が揃ってしまったことから、竜斗はやってもいない罪を被ることになりました。
特に、あざみの録音もある中、竜斗がやっていないと証明するのは、殆ど無理に近いことかなと思います!
本当に、ここら辺は読み返すとしっくり繋がっているのが、読んでいて面白いなぁと思えたところでした!!
今後、お話はどうなっていくのか?
あざみも、なにやら【正義の戦い】なんて話していて、心春と同じようなサイコパスに育っていきそうですし…今後の展開はもう想像が付きません!!
そんな感じで、次回からのお話も凄く楽しみに思える終わり方でした!!
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