エレガンスイブで掲載中の『やさしいミルク(高田ローズ先生)』第4話のネタバレと感想をまとめています。
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『やさしいミルク』第4話あらすじネタバレ
◆金城くんとの日常
女風を利用したよもぎは、新たな挑戦として挑んだ作品を無事に書き終えることができました。
あの日以来穏やかな日々が過ぎていき、庭に目を向ければ金城が猫と戯れています。
そんな日々が幸せに感じるよもぎは、金城の可愛がっている野良猫に餌を買ってきます。
金城はよもぎが猫に愛着を抱き始めたことを喜び、2人で野良猫の名前を考えることになりました。
オシャレな名前を提案する金城に、古風な名前を挙げていくよもぎ、2人の会話は弾みます。
その時、家のピンポンがなると・・。
◆金城くんとシロの香り
家のピンポンが鳴り、金城が対応しようと立ち上がると、彼から甘いミルクの香りがしてきます。
その香りを嗅ぐだけで、シロとの時間を思い出してしまうよもぎは、その香りにホッとしてしまいます。
自分の中にある邪な感情を抑えるよう、自分に言い聞かせるよもぎですが、雇用関係にある現状は良くないのではないかと考えます。
そして、再び金城を家政夫として雇い続けて良いのか、悩み始めてしまうのでした。
◆東雲さんがやってきて
ピンポンを押した相手は、先日別れたばかりの東雲でした。
動揺するよもぎですが、東雲は来月からよもぎの担当になったと連絡するために来たのでした。
東雲が担当に復活すると聞いたよもぎは、心中穏やかではいられません。
そんなよもぎの態度に、東雲は音信不通になられては心配だったのだと怒ります。
そして、よもぎのピンチには自分が駆けつけたいと言いだすのです。
突然の事によもぎは少し考えたいと返事をしますが、東雲の発した言葉をきっかけに頭に血が上ってしまい、書類を投げつけると・・。
◆よもぎの感情は爆発して・・
東雲の言葉によもぎの感情は爆発してしまい、今まで抑えてきた感情を東雲にぶつけます。
今も今までも、東雲の言葉に振り回されていたよもぎは、何故自分だけがこんな嫌な思いをしなければいけないのかと、感情を抑えられません。
取り乱すよもぎに東雲は今の言動や別れの時の言動を謝罪すると、1ヶ月前の別れ話でよもぎが東雲を叩いたことが意外だったと告げます。
そして、昔別れたときも含め、離れがたかったのは自分だけだと思っていたと言うと、今回の事をよく考えて欲しいと言い残し帰って行きます。
東雲の言葉に過去の記憶が甦るよもぎですが、今さら何を言われても時は戻らないのだと、後悔と苛立ちがこみあげてきます。
そんな様子のよもぎに、金城は再びシロを呼んで欲しいと言い・・。
また東雲さんが帰るときに、金城くんが寝室だけタバコ臭がすると伝えるシーンでは、沈黙の中に互いに牽制する様子があり、イラストで見て欲しい見どころになっています！
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『やさしいミルク』第4話あらすじ感想
◆何気ない幸せな日常
金城くんが再び家政夫としてやってくるようになり、仕事も順調に仕上がったよもぎは、この平穏な日々に幸せを感じているようです。
よもぎが仕事が上手くいった様子を見て、金城くんはすぐに嬉しいことがあったのか聞いてくれるのですが、こういう些細な感情を読み取ってくれるのって嬉しいですよね。
これは金城くんがセラピストだからなのか、元々持っているものなのかは分かりませんが、自然に自分の感情を感じ取ってくれる人がいる、それだけで心に安寧をもたらすなと思いました。
2人で庭先で野良猫の世話をして、2人で野良猫の名前を考える、その光景は決してドラマティックな展開ではありませんが、ほのぼのとした日常はそれだけで幸せで平和だなと思わせてくれます。
ここで面白いなと思ったのは、2人が提案してくる猫の名前のチョイスの差でした。
金城くんはカタカナのカフェメニューのような名前で、よもぎは和菓子の名前のような古風な名前なんです。
2人の年齢差や価値観、そういったものが違うのだという事を、言葉ではなく表現されたのかな？と感じました。
些細な部分ではありますが、こうした部分から年の差って感じるのかな？と思い、直接的な表現ではないところが、とても面白い表現だなと思いました。
でもこうした年齢差や価値観の差も、互いに認め合い話していけば、自然と融合されるのかな？とも思えるシーンになっていて、年の差は関係ないと思える素敵なシーンになっていました。
◆東雲さんがやってきて・・
ピンポンが鳴り、金城くんが出て行くとそこには東雲さんがいました。
若い男の子が出てきたからなのか、いきなり東雲さんが怪訝な顔をして、牽制しているのがわかるのですが、急に修羅場なのかとドキドキしました。
修羅場になる前によもぎが出てきたので、大事には至りませんでしたが、この時点で金城くんと東雲さんの2人にはバチバチしたものを感じました。
よもぎを巡ってこの先一悶着あるのかしら?！などと、少し期待してしまいますｗ
そんな東雲さんは再びよもぎの編集担当になるようなのですが、元彼と仕事するっていうのはやりにくいですよね。
しかも別れ方も一方的で、よもぎはようやく心の整理を始めたところなのに、これは可哀想だと思います。
不服そうなよもぎに、東雲さんは驚くような言葉を発しました。
よもぎに何かあったら自分が駆けつけたい？！いやいや、おかしいですよね。
婚約が決まって結婚するから別れたいと自分から切り出したとは思えない、東雲さんの言葉にはビックリです。
これってよもぎのことは自分だけが知っている、自分だけがよもぎの為に動けるという、傲慢な感情に思えてなりませんでした。
よもぎにだってこの先、東雲さんに気にされなくても、よもぎを支えてくれる人は現われるんですよ？
以前別れを切り出したときの失礼な発言と言い、東雲さんって大人ないい男に見えて、実は配慮が少し足りない人だなと感じます。
一見親切で人情味があるように見えますが、これってよもぎにとっては残酷な事なのにな、とちょっとイラッとしてしまうシーンでした。
◆よもぎの感情は爆発！
東雲さんの言葉に、よもぎは今まで抑えてきた感情が爆発してしまいます。
東雲さんってよもぎがキレないと分からない人なのでしょうか、結局誤るならわざわざ挑発するような言葉を発しなければ良いのに・・・。
その裏には東雲さん的に、よもぎの気持ちを試すような部分を感じました。
別れ話の時も、よもぎはもっとアッサリと受け入れる事を想定していたようですし、今回の発言に対しても動揺しないと思っていたのですね。
自分だけがよもぎと離れるのが辛いと思っていた、そんな言葉を東雲さんは言いますが、だったら何でその言葉を別れる前によもぎにぶつけなかったのでしょうか。
結局、東雲さんはよもぎの事がまだ好きなの？未練があるの？だったら何故結婚するの？
東雲さんの感情には読んでいて疑問しか浮かびませんでした。
そんなんですから、よもぎだって感情が爆発しますよね。
今さら何をっていう気持ちを持つのは当たり前です！
ただ思ったのは、こういう感情のぶつけ合いを交際期間やセフレ時代に行っていれば、2人の関係はまだ続いていたり、別の関係になっていたのではないかな？というところです。
互いに大人ぶってしまった結果、こんな辛い思いをするのであれば、もっとぶつかっておけば良かったのではないでしょうか。
ここに金城くんという、第3の人物が絡み合う事になりますし、恋模様はどうなっていくのでしょうか。
そんな金城くんと東雲さん、2人は東雲さんの帰る時に再び衝突しそうな雰囲気が・・。
金城くんがわざとらしく、寝室だけタバコ臭がすると東雲さんに伝えるのですが、地味に牽制し合っている様子がイラストから伝わってきます。
この2人、よもぎを巡って恋敵になるのでしょうか。
今後の展開が楽しみで、早く次のお話が読みたいです！
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