別冊マーガレットで掲載中の『従僕と鳥籠の花嫁(本田楓先生)』第8話のネタバレと感想をまとめています。
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『従僕と鳥籠の花嫁』第8話あらすじネタバレ
◆藤乃からの電話で駆けつけた廣臣は・・
藤乃からの電話で、廣臣は重要な仕事を放って駆けつけます。
廣臣の過去や現在の事を知った藤乃は、駆けつけた廣臣に泣きながら謝罪します。
廣臣は藤乃の涙を見た途端、自分の感情が抑えられなくなってしまうと、そのまま藤乃を抱きしめてしまいます。
藤乃もまた廣臣への思いが溢れ出してしまうと、廣臣の事が心から好きなのだと告白します。
藤乃の告白に驚いた廣臣ですが、自分の藤乃への想いは歪んでいると言い、藤乃の想いには応えることが出来ないと告げますが・・。
◆廣臣の少年時代は・・
場面は変わって廣臣の子供時代の回想シーンに移ります。
廣臣は子供の頃から物事や人に執着心がなく、無関心な子供でした。
人との面倒事を避けるため、物わかりの良いフリをして、上手く立ち回る子供だったのです。
そんな廣臣でしたが、両親からは沢山の愛情を注がれ、廣臣は自由に暮らせば良いと言ってもらっていました。
そんなある日、院瀬見家に一人の女の子が産まれました。
それが藤乃です。
女子というだけで、両親から愛情を受けない藤乃を見た廣臣は・・。
◆藤乃への想いは次第に変化して・・
産まれてすぐから両親からの愛情を受けていなかった藤乃に対し、廣臣は同情心を持ち始めます。
しかしそんな境遇の中、藤乃は強く素敵な女性へと成長しました。
そんな藤乃に対する想いは同情から庇護欲に変化し、気がつけば独占欲にも変わっていき、今では藤乃への執着心でいっぱいになっていました。
廣臣は今まで使用人としての立場を弁えようと、感情を殺してきましたが、藤乃が自分の為に流した涙を見た途端、藤乃への愛おしさが抑えられなくなるのを感じます。
そして、自分のこの想いは歪んだ愛情だと認識する廣臣は、藤乃に早く自分から逃げるようにと伝えますが・・。
また、駆けつけた廣臣が藤乃を抱きしめるシーンでは、お互いの感情があふれ出て止められないという様子がイラストから伝わってきますので、ぜひイラストで見て欲しいシーンになっています！
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『従僕と鳥籠の花嫁』第8話あらすじ感想
◆駆けつけた廣臣は・・
泣きながら電話をしてきた藤乃の元へ、廣臣さんは一目散に駆けつけてくれました。
廣臣さんにしたら、藤乃を守るための裏工作中でしたが、それを放ってでも駆けつけたかったんですね。
本当に廣臣さんは藤乃が大切なのだなと言う事が伝わってきます。
駆けつけた廣臣さんに藤乃が知ってしまった事に対して謝罪するのですが、そんな藤乃を愛おしすぎて廣臣さんは抱きしめてしまいましたね～♡
抱きしめ合っている二人の表情が切なげで、でも互いの想いがあふれまくっていて、とても美しいシーンだなと思いました。
そして感情が高ぶったまま、藤乃はとうとう廣臣さんに自分の想いを告白しました！！
箱入り娘のわりに、藤乃は意外と大胆なところがあるとは思っていましたが、自分から告白できるなんて、本当に強くて素敵な女性だなと改めて感じました。
この告白シーンもまた美しいんですよね～。
背の高い廣臣さんに包まれるような姿勢で、藤乃は下から廣臣さんを見つめる形なのですが、絶対に廣臣さん目線では最高に可愛かったと思います。
藤乃の告白に廣臣さんは目をまん丸くして驚いていましたが、手放しで喜んではくれませんでしたね・・。
もっと喜ぶのかしらと思っていただけに、廣臣さんの反応にはビックリしました。
やっぱり使用人という立場がブレーキを踏ませるのでしょうか、正直もっとハッピーな表情が見たかったなと言う気もします。
でもどうやら、廣臣さんが藤乃の気持ちに応えないのは、使用人という立場だからだけではなそうですね・・。
せっかく藤乃が勇気を出して告白してくれたのですから、その気持ちには誠意を持って応えてあげて欲しいなと思ってしまいました。
◆廣臣さんの幼少期
大人の廣臣さんは冷静で、人生諦めている感じがするのですが、廣臣さんは子供時代から割と冷めていた子供だったようですね。
常にクラスの人気者って感じでしたが、それも全て廣臣さんが人に関心がなくて、面倒ごとを避けていたからだったんです。
そんな子供時代の廣臣さんは少しだけ嫌な子だったのかな？という印象も受けました。
でも、こうやって人に無関心だったりする廣臣さんですが、ご両親はめちゃくちゃ優しい人たちでした。
ここで初めて廣臣パパとママが登場したのですが、二人とも見目麗しくて美男美女でした♪
廣臣さんもイケメンですし、この二人のお子様なので納得です。
特にお父様は廣臣さんが院瀬見家に縛られなくても良いと、廣臣さんに使用人として後を継ぐことは望んでいなかったようです。
そんなご両親が今の廣臣さんのことを知ったら、とても悲しむだろうなと思いました。
でも何故こんなにも愛情たっぷりの家で産まれ育ったのに、廣臣さんのような性格になったのかな？と少し疑問に思いましたが、院瀬見家という特殊な環境下であれば、仕方がなかったのかなとも思います。
このご両親の希望どおり、廣臣さんがいつか院瀬見家に縛られず、自由に生きる日が来たら良いのになと、願ってしまいます。
◆歪んだ愛情
藤乃の涙を見て、また藤乃の気持ちを知ってしまった廣臣さんは、気持ちが暴走寸前のようです。
でも廣臣さんの感情は大きすぎて、少し歪んでしまったのかもしれませんね。
まぁ、人を好きになれば独占欲も出てきて、嫉妬心が出るのもおかしなことではありませんが、廣臣さんの感情の中には独占欲よりももっと強い感情を感じます。
このマンガのタイトルを見たとき、鳥籠の花嫁というのは院瀬見家という鳥籠に閉じ込められているからなのかと思っていましたが、もしかしたら鳥籠とは廣臣さんを意味しているのかなと考えが変わりました。
それだけ廣臣さんの想いは深く強いのですが、かなり病んでいると思うんです。
廣臣さんの純粋に藤乃を思う気持ちと、貪欲に藤乃を閉じ込めたい気持ち、どちらも廣臣さんの気持ちではありますが、どちらかの感情が強くなることなく、藤乃をただ愛して守ってあげて欲しいなと思います。
二人は両思いになったわけですが、この先はまだまだ困難が待っていそうですね。
二人の幸せが早く見たいと思いますので、次のお話を心待ちにしたいと思います！
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