Tugikuru Corp.で掲載中の『出ていけ、と言われたので出ていきます(布袋花果 /枝豆ずんだ /アオイ冬子先生)』第22話のネタバレと感想をまとめています。
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『出ていけ、と言われたので出ていきます』第22話『街一番の商家の子』あらすじネタバレ
♦バルトルの過去
前話では、サフィールの屋敷が火事に。
その様子を眺めていたバルトルは、幼い頃の事を思い出していました。
幼い頃から『成り上がり』だと陰口を叩かれていたバルトル。
その理由は、バルトルの家がルゴの街で最も大きな商家だからです。
父・マーカスは優秀な商人で、有名な織物の産地・アイドラから絨毯や絹織物を仕入れ、街で売りさばいていました。
マーカスの扱う織物は大人気で、富を得た彼は次第に事業を拡大していきます。
♦クレメンスとの出会い
ある日、領主の家に呼ばれたマーカスは、バルトルを伴い屋敷を訪れていました。
領主はマーカスが仕入れた絨毯を気に入り、頻繁に家に呼ぶように。
マーカスは父から受け継いだ商店を、創業者の祖父以上に拡大させたのです。
領主と雑談していたマーカスは、息子のバルトルを紹介。
すると領主は、バルトルと同じ年頃の息子・クレメンスを紹介します。
父親たちが商談している間、二人は子供だけで過ごす事に。
♦成り上がりの限界
クレメンスは人懐っこく、初めて出会う商人の息子に興味を持ち始めます。
お互いの自己紹介が終わった頃、バルトルはクレメンスの手に傷があるのを発見。
家庭教師から叩かれた事を知ったバルトルは、自分の子分になれば守ってやると言い出します。
しかしクレメンスは、領主の息子は商人の息子の子分にはなれないと発言。
いつか自分がバルトルたちを守ると意気込みます。
その言葉が気に入らないバルトルはクレメンスを突き飛ばしますが、この事で屋敷は大騒ぎに。
マーカスはバルトルと共に土下座で謝罪し始めて…？
一見軟弱なクレメンスですが、いつか自分が領主となり民を守らないといけない…という事をしっかりと理解していました。
真の強さを理解していないバルトルとの対比が印象的なので注目していただきたいです！
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『出ていけ、と言われたので出ていきます』第22話『街一番の商家の子』あらすじ感想
♦黒幕・バルトルの過去が明らかに！
前話では、サフィールの屋敷が火事に！
サフィールが突然組合を辞めたのも、屋敷の火事もきっとバルトルの仕業ですよね…？
妹を聖女にする為とはいえ、卑劣なやり方に腹が立ちました！
今回は黒幕と思われるバルトルの過去が明らかになります。
幼い頃から『成り上がり』だと言われながら育ってきたバルトル。
父・マーカスは類まれなる商才で事業を拡大させ、今では町一番の商家に！
質の良い織物を仕入れ、領主に気に入られるまでに成長したマーカスがどれ程有能か伝わりますね！
バルトルは幼い頃から裕福な暮らしだったからか、次第に横柄な性格になっていきます。
♦身分の差
『成り上がり』の意味なんて子供には理解できるはずもありません。
そんなバルトルが身分の差を痛感したのは、マーカスに連れられて領主の家を訪れた時。
ここでクレメンスと出会ったバルトルに転機が訪れます。
幼い頃のクレメンスは可愛らしく、優しい性格が表情にも表れていました。
商人の息子を初めて見たクレメンスは興味を持ち好意的に接触。
クレメンスの表情や身なりから育ちの良さが現れていて、バルトルとは大違いです。
しかしクレメンスが家庭教師から叩かれて傷を負っているのを見つけたバルトルは、軟弱なクレメンスに不快感。
軟弱なクレメンスより、妹のメロディナの方が強いとさえ思い始めます。
クレメンスを子分にしようと考えたバルトルですが、クレメンスは拒否。
その理由が『領主は商人の子分にはなれない』と言うから驚きです！
幼い頃から自分がいつか民をまとめないとならない事、そして商人よりも上の立場だという事を理解しているクレメンス。
一見軟弱でも、自分の立場を理解しいつかバルトルたちを守れるようになりたいと意気込むクレメンスに感心させられました！
♦バルトルの野望
しかしバルトルは自分よりも弱いクレメンスに断られた事が気に入りません。
ここでバルトルがクレメンスを突き飛ばした事で屋敷は騒然。
土下座で謝罪するマーカスを眺めながら、バルトルは自分の立場を初めて理解する事になり…？
この出来事がきっかけで、バルトルはさらに上を目指したいと考えるようになったのでしょうか。
しかし大人になった今では、『成り上がりの限界』を感じているようです。
成り上がりのバルトルが最大限上り詰める方法…それがメロディナを領主の息子であるクレメンスと結婚させる事だったのでしょうか。
メロディナが領主の妻になった暁には、ルゴの街を支配するつもりなのかもしれません。
バルトルの真の目的は未だ不明ですが、今後もイヴェッタたちの脅威となりそうですね！
作品の終盤ではイヴェッタが少しだけ登場。
またもとんでもない事態に陥っているので見逃さないでくださいね！
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