シーモアコミックスで掲載中の『彼は『これ』は復讐ではない、と言った(高井唯人先生)』第1巻のネタバレと感想をまとめています。
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『彼は『これ』は復讐ではない、と言った』第1巻あらすじネタバレ
♦高校時代の思い出
ある晩、高校時代の同級生・和田数子が勤めるバーを訪れた渡辺和馬。
数子との再会を喜びながら、和馬は高校の頃が懐かしいと呟きます。
すると数子はスマホを取り出し、高校時代の写真を見せ始めました。
数子のスマホに残されていたのは“小嶋龍吉”という同級生をいじめている写真ばかり。
写真を眺めながら、和馬は充実した高校時代を思い出していました。
♦女性社員の憧れの的・和馬
翌日、出社した和馬は上司の元へ。
上司は和馬が導入したソフトを気に入り、仕事がしやすくなったと絶賛していました。
その後、和馬はお気に入りの女性社員にブランド品をプレゼント。
女性社員の誰もが、人当たり良く紳士的な和馬に憧れていました。
♦和馬を見つめていたのは…
この時、会社から出て来た和馬を眺めていた人物の姿が。
彼は車の中から和馬を眺めながら“和馬の本性”について考えていました。
その人物の正体は、高校時代に和馬たちから執拗ないじめを受けていた龍吉。
和馬たちから殴られた事や、眼にラー油を入れられた時の事を思い出しながら、龍吉は“重要ノート”と書かれたノートを手に取りました。
♦龍吉の記憶
“重要ノート”に綴られていたのは、主人公・小嶋龍吉が受けた執拗ないじめの記録。
高校生の頃、プロ棋士を目指していた龍吉は、あと2勝を目指し“重要ノート”へ夢に向けての目標を綴っていました。
しかし、龍吉がプロ棋士を目指していると知った和馬たち6人グループは、彼に危害を加え始め…？
龍吉が大切に持っている“重要ノート”には、執拗ないじめの記録が綴られています。
作品内ではサラっと描かれているだけですが、よく読むととんでもない事が記入されていて読んでいるだけでゾクゾクしました…。
見るに堪えないいじめの内容が衝撃的なので、是非画面を拡大して細部まで読んでいただきたいです！
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『彼は『これ』は復讐ではない、と言った』第1巻あらすじ感想
♦龍吉の決意
タイトルに惹かれ読み始めましたが、想像以上の内容で興味をそそられました！
主人公・龍吉は高校時代、酷いいじめに遭っていたようですね…。
いじめグループの一人・和馬は人望が厚く、社内でも大人気。
人が良さそうに見える和馬なので人気が出るのは納得ですが、その本性は真っ黒です。
数子と共に笑いながら“いじめの記録”を振り返るシーンは、見ているだけで腹が立ちました！
いじめ加害者にとっては“懐かしい思い出”に過ぎないのでしょうけど、被害者には一生消えない傷として残ります。
被害者が一生苦みながら生きるのに、加害者は何もかもを忘れ普通の生活を送っているなんて…。
私が龍吉の立場でも、彼らへの復讐を考えると思います。
今後は龍吉がいじめ加害者6人に制裁を加えていく事が予想されますが、それが“復讐ではない”というのはどういう意味でしょうか？
龍吉がどんな方法で彼らに制裁を加えていくのか、最後まで見届けていきたいと思います！
♦“重要ノート”の中身
高校時代の龍吉は、プロ棋士を目指し頑張っていたようですね。
しかし、目標を持って真面目に生きる龍吉を、いじめ加害者たちは気に入らなかった様子。
いじめがエスカレートすると共に、夢を綴っていたはずの“重要ノート”が執拗ないじめの記録に変化していき心が痛みました。
“重要ノート”に綴られている内容で気になったのが、眼にラー油を入れられたという事！！
ラー油を手にしているイラストがあったのでてっきりかけられたか飲まされたかのどちらかだと想像していましたが、まさか眼に入れられたとは…。
なんだか想像しただけで眼が痛くなりました…。
しかも恐ろしいのが、いじめ加害者たちはこれが“面白い”と思っているところですよね。
数子のスマホに残されていたいじめ写真では、加害者たちはどれも笑顔で楽しそう。
人の痛みが分からない彼らは、人の皮を被った悪魔だと思います。
高校生の時からこんな調子ならロクな大人にならないと思いきや、順風満帆な人生を送っているところに腹が立ちました！
♦全てを失った龍吉
いじめ加害者たちによって、プロ棋士になるという夢を絶たれた龍吉。
作品内では龍吉の夢を絶つ為に嘘を流し、執拗な嫌がらせをする様子が描かれており、読んでいるだけで胸が痛みました…。
龍吉はただ夢に向かって頑張っていただけなのに、一体何が気に入らなかったのでしょうか。
また、個人的に気になったのが現在の龍吉の“顔”。
表紙にも描かれていますが、龍吉は7個の眼がついたマスクを被っており素顔を見る事ができません。
作品中でも、高校時代の龍吉の顔は描かれているものの、”現在の龍吉“の顔は分からなくなっていますよね。
もしや龍吉は、彼らによって“顔を晒せないような姿”になってしまったのでしょうか？
まだまだ分からない事だらけですが、龍吉がどうやってこの6人に復讐を遂げていくのか楽しみです！！
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