【工場夜景】7話最終話ネタバレ｜また貴臣の前から姿を消した碧は…

モーニングで掲載中の『工場夜景(有賀リエ先生)』第7話のネタバレと感想をまとめました。

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『工場夜景』第7話(最終話)『そのまま』あらすじのネタバレ

通勤途中で父親のことが会社で噂になっていると知った碧。

貴臣は上司の南から呼び出され事の顛末を聞かれますが、碧が出社していないことに気がつきます。

急いで碧に電話をかけてみますが電話がつながらずとにかく碧を探しに行こうとすると、碧が電話に出て会社に知られてしまったことを動揺している様子でした。

どこに居るのか訪ねてみても碧は答えようとせずに電話を切られてしまいます。

電話の後ろで聞こえた電車のアナウンスを頼りに碧の元へと貴臣が駆けつけると碧は駅のホームのベンチから動けずにいます。貴臣が碧を見つけると碧は力なく心ここに在らずの様子でした。

貴臣が上司の南に碧を見つけたことを連絡すると、南はとても心配していた様子で見つかったことを喜んでいます。

南は今日は戻ってこなくて良いから碧のことを頼むよと貴臣に託します。

碧は会社に父親の事件のことを知られてしまった事をとても気にしていて、これからどうすれば良いのかと項垂れてしまいます。

貴臣は学生時代の２回目の約束を守れなかった事をずっと後悔していた事を碧に伝え、碧の力になることを伝えます。

貴臣の話しを聞いた碧は、１回目の約束の時にあと30分早く家を出て居れば良かったと後悔していた事を話します。

碧の話しを聞いた貴臣は今から工場夜景を見に行こうかと碧に提案をしてーーー。

図書館館長

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『工場夜景』第7話(最終話)では、碧の今の会社でも父親の事件の事を知られてしまいます。事件から今まで8年も周りに事件の事を知られないように息を潜めて暮らしてきて、やっと希望の仕事に就けたと思ったらまた事件のことが噂になってしまいます。学生時代の辛い過去がフラッシュバックして駅のホームから動けないでいる碧を貴臣が迎えにくるシーンはとてもカッコ良かったです！

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『工場夜景』第7話(最終話)『そのまま』あらすじ感想

碧を迎えにいく貴臣

事件の事が会社の人に知られてしまいその場から動けないでいる碧を電話の後ろ側で聞こえたアナウンスを頼りに迎えにくる貴臣。

碧を見つけた後、上司へ電話のフォローもして、このシーンの貴臣は本当にカッコ良すぎます。(そして二人の上司の南も本当に良い人…現実世界にもこんな上司が居てほしい…)

今回が話しの最終回ですが、碧の父親が起こした事件は歳月が経っても罪が薄れることはなく、大人になった碧にまた禍害を与えます。

それだけ一成が起こした事件は卑劣な出来事だったと言う事なのかもしれません。

この話しの良いところは、傷付く碧を見て貴臣がかける言葉が、その場凌ぎの言葉ではなく現実的にこれからの碧のことを想って言っているところなんですよね。

碧がどうしたいか碧の気持ちを汲みながら話しを進めてくれるのは、話しの初めから変わらない貴臣の優しさですね。貴臣のこの優しさに碧はずっと救われていたんでしょうね…碧も事件の事で辛いことも十分受けて来たので、これからは笑って過ごせる日々を送　っていってほしいですね。

後悔

貴臣は学生時代の碧との２回目の約束を守れなかったことをずっと後悔していました。

碧とは噂が落ち着いてからまた行けばいいと思っていたのが、休みが明けて学校へ行くとすでに碧は学校を辞めてしまっていて会うことができませんでした。

その時の後悔があるから現在の貴臣はもう碧から目を背けることはしたくないと思ったんでしょうね。

碧の父親のことが会社で噂が広まってしまい碧がまた自分の前から姿を消してしまうのではないかと思った貴臣は急いで碧を探しに行くシーンは何度見ても格好良いシーンです。

碧は１回目の約束の時に後30分早く家を出て居れば、貴臣と最後に大切な思い出を作ることができたのにという後悔を持っていました。

工場夜景

碧の後悔の話を聞いた貴臣は碧に今から工場夜景を見に行こうかと提案します。

ここのシーンは碧が事件の事が再び知られてしまい過去に引っ張られているのに対して、貴臣は今から出来る事を模索して工場夜景を見に行くことを提案します。

加害者家族の沼にハマってしまっている碧と、もう加害者家族の沼から出ていいという貴臣。

貴臣は過去の約束を守れなかった自分の後悔と、碧の過去に囚われている何かを変えたかったのかも知れません。

工場夜景のシーンはとても綺麗に描かれていて、表紙同様に細かいところまで丁寧に描かれています。

有賀リエ先生は背景や人の心理的部分の細かい描写がとても上手いですよね。

工場夜景を見に行って過去と向き合い前を向こうとする二人の場面は、ここまで話しを読んだなら絶対に見てもらいたい場面ですね。碧も貴臣も辛い過去を乗り越えて二人で笑って過ごせる未来を手に入れるために一歩踏み出そうとするシーンは二人を心から応援したくなります。貴臣と碧の二人の関係はこれからどうなるのかも気になります。自分の近くに碧(また貴臣)がいることを家族に打ち明けられずにいる二人ですが、どうか過去と同じ後悔はしてほしくないのと、この二人の未来が明るいものであってほしいと願っています。

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