恋するソワレで掲載中の『妖狐の旦那さま～大正花嫁奇譚～(もものもと先生)』第6巻のネタバレと感想をまとめています。
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『妖狐の旦那さま～大正花嫁奇譚～』第6巻あらすじネタバレ
♦紫月の葛藤
前話では、『黒い霧』と手を組み、何としても実琴の花嫁になろうと企む比呂。
一方、紫月は庭に咲いた桜を眺めながら、九石家の運命について想いを馳せていました。
占者の予言に逆らえば実琴の命が危ういと思うと、どうしても灯里ではなく比呂を嫁に迎えるべきだと考えてしまいます。
同時に『黒い霧』を通して紫月を観察していた比呂は、良からぬ事を企んでいました。
♦紫月の決断
その頃、ぐっすりと眠る灯里を見つめながら今日の出来事を思い出していた実琴。
灯里の額に口づけ部屋を出た実琴は紫月と遭遇します。
紫月は実琴を引き留めると、灯里を襲った者が邪神に操られていた事を報告。
そして妖の動きが活発になっている事や邪神の力が強まっている事を伝えます。
全てを悟った様子の実琴に、紫月はもう一度考え直すよう懇願。
何の力も持たない灯里ではなく、運命の女である比呂を妻にするよう訴えます。
しかし実琴は紫月を壁に押し付けると怒りを露わに。
力を使い過ぎた実琴はそのまま倒れてしまい、紫月は九石家を守る為にある決断をしたのです。
♦久々の再会
あれからしばらく経ち、庭掃除をしながら実琴へ想いを馳せていた灯里。
あの日以来実琴には会えておらず、灯里は寂しさを募らせます。
すると見かねた侍女は、一緒に実琴へ差し入れるお茶の準備をしようと提案。
灯里は一緒にお茶を準備した上、無理をお願いして運ばせてもらう事にしたのです。
部屋に入ると、そこには洋装で職務に勤しむ実琴の姿が。
実琴は侍女ではなく灯里がやって来た事に驚き立ち上がります。
久しぶりに実琴に会えて喜ぶ灯里とは裏腹に、実琴は困った様子。
やはり来るべきではなかったと悟った灯里は謝りますが、実琴はそんな灯里を抱きしめて…？
この時の二人がとても綺麗に描かれていて、思わず顔がにやけてしまいました！
唇を奪いたい衝動にかられながらも、額で我慢する実琴の表情もなんだか可愛らしいので注目していただきたいです！
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『妖狐の旦那さま～大正花嫁奇譚～』第6巻あらすじ感想
♦紫月に目を付けた比呂たち
前話では、『黒い霧』と比呂が手を組み花嫁の座を手に入れようと企んでいました。
しかも花嫁になる見返りに、『黒い霧』はある事を要求。
比呂がこの要求を飲めばとんでもない事が起こりそうで心配になります！
一方、何も知らない紫月は九石家の今後について考えていました。
占者の予言では、実琴は運命の女である比呂を嫁にしなければ命を失ってしまいます。
代々九石家に仕えてきた紫月にとって、自分の代で九石家を絶やすわけにはいきません。
それでも当主である実琴を裏切る事もできないし…真面目な紫月だからこそ悩んでしまうのでしょうね。
比呂が何を企んでいるのか知っている読者としては、絶対に二人を会わせてはいけないと分かっています。
しかし何も知らない紫月が実琴の為に悪い道を選んでしまいそうで気になりました！
『黒い霧』と比呂も紫月を監視していましたし、彼の迷いに気付いているのかもしれません…。
もし弱みに付け込まれてしまえば、紫月と比呂たちが手を組む事になりそうで心配です！
♦実琴と紫月が対立
その頃実琴は、灯里の寝顔を見つめながら穏やかな表情に。
強情な灯里を眠らせるのに苦労したようですが、そんなやり取りも微笑ましく思います。
唇を奪うのは我慢して、眠る灯里の額に口づけする実琴。
読者としてはもっとイチャイチャシーンが見たいのですが、こんな控えめなスキンシップにもキュンとしました！
部屋を出た実琴は紫月と遭遇。
紫月は実琴の身体が弱っている事を案じ、妖や邪神の力が強まっている事を伝えます。
実琴自身も余命僅かな事を悟り、残り少ない時間を灯里と過ごそうとしているように見えました。
しかし比呂を嫁にすれば実琴の命が助かると信じている紫月は、もう一度よく考えるよう訴えます。
この時実琴が見せた怒りの表情がこれまでにないほど威圧的で驚きました！
結局力を使い果たし倒れてしまった実琴ですが、たとえ命が尽きても灯里を側に置きたいという気持ちが伝わり切なくなります…。
ここで、当主を守る為に家臣としてある決断をした紫月。
この決断が九石家にとって災いとならないよう祈るばかりです。
♦灯里の力
作品の中盤では、なかなか実琴に会えず寂しさを募らせた灯里がお茶を差し入れる事に！
灯里が部屋に入ってきて慌てる実琴が可愛らしくて笑ってしまいましたが、久々に甘い雰囲気の二人が見られて大満足でした♪
また、作品内では灯里が歌うシーンがあるのですが、灯里の歌声はただ美しいだけでなく癒しの力があるように見えました！
これまで何の力も持たないと卑下されてきた灯里。
しかし今までの様子を見る限り、灯里こそが弁財天の加護を受ける姫で、比呂が
災いの源に思えてなりません。
灯里の歌声に癒しの力がある事が認められれば、今の状況を切り開けそうで嬉しくなりました！
せっかく良い兆しが見えてきたのに、ラストではまたも実琴に危機が迫ります。
実琴の運命はどうなってしまうのか、今後のお話も楽しみです！
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