まんが王国コミックスで掲載されていたアサミネ鈴/松木亜砂子先生の作品『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』の１話から最終話までのネタバレと感想をまとめました。
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『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』の全話あらすじのネタバレ一覧
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』のネタバレを全話分まとめました。
読みたい話数をクリックすると、その話数のネタバレ詳細ページへ飛ぶことができます。
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
| 11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』1話のあらすじのネタバレ
家族を惨殺した犯人を捕まえる為、刑事を辞め探偵になった戸崎陵介。
助手の栞や、刑事時代の後輩・佐伯と関わりながら、探偵業の傍ら犯人探しに勤しんでいました。
しかし明日で事件から19年になりますが、犯人の手がかりすら見つからず陵介は焦ります。
そんなある日、浮気調査をしていた陵介はターゲットを見失い、慌てた彼は階段から落下。
その衝撃でメガネを壊してしまった陵介は、父の形見のメガネをかけてみる事にしたのです。
翌日、目を覚ました陵介が形見のメガネをかけると、目の前には信じられない光景が広がっていて―――。
19年近く犯人を捜していた陵介の気持ちを考えると、読んでいるこちらまで心が痛くなります。
安定した刑事の職を辞めてまで探偵になるなんて、陵介の本気が伺えますね！
今後の重要なキーとなるのは、父が遺した形見のメガネ。
このメガネにはとんでもない秘密があるので注目です！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』2話のあらすじのネタバレ
久しぶりに事件の担当刑事・宮嶌に再会した陵介は、事件について進展があった事を告げられます。
なんと19年の時を経て、犯人の靴のサイズが25.5センチである事が判明したのです。
男女共にあり得るサイズで戸惑う陵介でしたが、同時に退職した今も気にかけてくれる宮嶌にお礼を伝えるのでした。
その後、父のメガネをかけ公園に向かった陵介。
メガネをかけると表示される謎のマークをタップすると、その人物の個人情報や秘密が見られる事に気付きます。
この情報の真偽を疑う陵介の前に、助けを求める女性の悲鳴が聞こえてきて―――。
顔のマークをタップすると個人情報が明らかになるなんて恐ろしいです！
父のメガネにこんな特殊能力があったなんて、当時誰か気付く人はいなかったのでしょうか？
また、犯人の靴のサイズも明らかになり、少し事件が進展したように思います。
ここはメガネの力を借り、一気に犯人を追い詰めて欲しいですね！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』3話のあらすじのネタバレ
ある朝、陵介の目に19年前の事件に酷似した、新たな殺人事件のニュースが飛び込んできます。
被害者の家族構成や殺害方法から、二つの事件の犯人は同じだと睨む陵介。
栞の兄で高校時代からの友人・礼志の店に招待された陵介ですが、あの事件の事が気になって食事も進みません。
陵介の事を心配した栞たちは、美味しいものを食べて元気になるよう促したのです。
栞と礼志のおかげで元気を取り戻した陵介。
店からの帰り道、陵介の目に新たなニュースが飛び込んできて―――。
ターゲットになった一家の家族構成や殺害方法から、19年前の犯人と同一人物だと言われても否定はできません。
もし同じ犯人だとしたら、19年も沈黙していた理由が気になりますね！
嶺川兄妹の優しさは心温まるものでしたが、最後には新たなニュースが…？
陵介は動き出した犯人を止める事ができるのか、これからも見守っていきたいです！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』4話のあらすじのネタバレ
19年前の事件に酷似した殺人事件が立て続けに起こり、同一犯の犯行だと睨んだ陵介は宮嶌の元へ。
そこで昨夜のニュースに解説者として出演していた笹本と再会した陵介は、19年間に浮上した容疑者の資料を手渡されます。
宮嶌も笹本も既に刑事を退職していますが、退職後もあの事件の事を気にかけ、独自に調べていたのです。
陵介は笹本の気持ちを無駄にしないよう、資料を読み込む事に没頭するのでした。
夜になり、帰路に就いていた陵介は、通り道に容疑者の一人の勤務先がある事に気付きます。
そこで煙草を手にしていた容疑者に声を掛けると、陵介は煙草を一本よこすよう要求し―――。
宮嶌も笹本も退職後だというのに陵介の事を気にかけてくれ、とても心強いですね！
さらに膨大な資料を読み込む陵介の執念にも驚きます！
容疑者の一人は大人しそうな男性で、犯罪に関与しているようには見えません。
ラストは衝撃的な展開になっているので、是非確かめてみてくださいね！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』5話のあらすじのネタバレ
陵介が必死に犯人を捜す中、犯人はまるで嘲笑うかのように犯行を重ねていました。
笹本から入手した容疑者リストを栞に渡し、データ化するよう指示した陵介。
栞は膨大な紙文書の前で途方に暮れながらも、陵介の机上のデータに手を伸ばします。
しかし陵介の机上のデータは既に死亡した容疑者のリストの為、スキャンする必要はないとの事。
栞はたった一晩で資料を整理した陵介の行動力に驚くのでした。
一方、テレビの取材を受けながらも、撮影用の料理を作る事に憤りを感じていた礼志。
要らなくなった料理を棄てながら、無駄な時間を過ごした事に怒りを覚えます。
その後礼志は、包丁さばきを自画自賛していて―――。
犯人の様子から、まるで陵介を挑発しているかのように思えます。
もしや陵介に見つけてもらう為に犯行を重ねているのでしょうか？
陵介の有能さにも驚きましたが、栞のサポートも最高ですね！
作品の最後では、礼志の猟奇的な一面が明らかに。
なんだかストレスを抱えていそうですし、今後の展開が心配になります！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』6話のあらすじのネタバレ
ある日、陵介の事務所に新たな依頼人が訪れます。
依頼人は母と娘で、夏休み開始と同時に娘がストーカー被害を受けているとの事。
さらに警察は頼りにならず、思い悩んだ末に探偵事務所に辿り着いたと言います。
少女はすっかり怯えていましたが、栞の機転で落ち着きを取り戻す事に。
陵介は親子が楽しい夏休みを送れるようにも、この依頼を引き受ける事にしました。
親子と入れ替わりで事務所を訪れた佐伯は、警察の手が回らない地域の巡回を陵介に依頼。
その夜、依頼者の自宅に異常がない事を確認した陵介は、地域の巡回に向かい―――。
夏休み開始と同時にストーカー被害なんて、少女が気の毒です…。
栞の気遣いには毎回驚かされますね！
陵介の協力で楽しい夏休みになる事を祈ります！
作品の最後では、陵介の決意を揺るがすようなショッキングな出来事が！
予想外の展開になっているので、是非注目されてくださいね。
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』7話のあらすじのネタバレ
依頼人が殺人事件の新たな被害者となり、陵介は酷いショックを受けてしまいます。
陵介を元気づけようと料理を奮う礼志に、辛い胸の内を吐露する陵介。
依頼人と陵介の亡くなった妹・美月は見た目も似ており、ストーカー被害に遭っているという共通点があったと言います。
美月と依頼人を重ねていた陵介は、今回も守り切れなかった事を激しく後悔するのでした。
その後、陵介は宮嶌の元へ。
そこで依頼人が0時には既に殺されていた可能性があり、陵介はショックを隠し切れません。
さらに第一発見者の話を聞いた陵介は、彼がストーカーだと確信。
父の形見のメガネをかけ事件現場を貼り込んでいた陵介の前に、異常なマークを付けた男が現れて―――。
依頼人と妹の美月にストーカー被害を受けていたという共通点がある事が発覚しましたが、これは大きな進歩ですね！
もしやこの一連の事件の犯人は、過去に美月のストーカーだったという展開もあり得るのでしょうか？
作品内には佐伯と礼志が登場するのですが、どちらも怪しくて犯人に思えてなりません。
どちらが犯人にしても陵介が傷付く事になりそうで心配です！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』8話のあらすじのネタバレ
三件目の被害者に接触した事で、すっかり落ち込んでしまった栞。
甘い物を食べようと街に出かけた栞ですが、街には警察官が闊歩しており物々しい雰囲気に包まれています。
そんな栞に、偶然通りかかった佐伯が声をかけてきたのです。
佐伯もまた気分転換に甘い物を食べに来たと言い、栞と共に新しく出来たタルト屋へ。
タルトを奢ってもらい元気を取り戻した栞でしたが、事件被害者によく似た学生とすれ違った事でまたも落ち込んでしまいます。
その後、またも佐伯の優しさのおかげで元気を取り戻した栞。
二人は陵介の事務所へと向かいますが、同時に血相を変えた陵介と遭遇します。
栞を心配した陵介は、彼女の携帯に何度も電話をかけていて―――。
前話までは佐伯も犯人候補でしたが、今回のお話を読むと佐伯の印象が変わります！
佐伯は栞を気遣う優しい人物で、怪しい素振りは一切ありませんでした。
前話までは礼志か佐伯のどちらかが犯人だと考えていましたが、違うのでしょうか。
姿を現さない犯人が不気味ですが、四件目の被害者が出る前に逮捕される事を祈ります！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』9話のあらすじのネタバレ
栞と佐伯がタルトを購入した頃、犯人は新たなターゲットを見つけていました。
陵介は笹本から手渡された容疑者リストを眺めながらも、何か大切な事を見落としているような気がしてなりません。
数日後、栞は多忙の為相手をしてくれない礼志に不満な様子。
陵介が栞を宥めていると、佐伯からの呼び出しが入ったのです。
佐伯との待ち合わせ場所に向かった陵介は、新たな殺人事件が発生した事を知ります。
捜査に行き詰った佐伯は、三件目の被害者と接触した陵介に協力を仰いだのです。
今回の事件の被害者も両親と娘の三人で、娘は帰宅直後に殺害されたと言います。
さらに娘の足取りを調べると、周辺の防犯カメラにとんでもないものが映っており―――。
ずっと犯人を追い続けていた陵介にとって辛い現実で、悔しそうな表情を見ていると胸が詰まります。
しかし防犯カメラに映像が残されていたという事は、あの人物が犯人に間違いないのでしょうか。
今後は父の形見のメガネで犯人に迫る展開が予想されますが、動機が気になります！
また、作品の最後では更なる衝撃的な展開が描かれているので見逃さないでくださいね！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』10話のあらすじのネタバレ
礼志を監視する為、駅に現れた礼志に接触した陵介。
コインロッカーの前で陵介と遭遇した礼志は動揺を隠せません。
しかし父の形見のメガネをかけて見ても礼志に怪しいマークは現れず、陵介は拍子抜けしてしまいます。
ところが秘密事項から、高校時代の礼志が美月に想いを寄せていた事が発覚。
陵介は驚きのあまり声を上げてしまうのでした。
礼志が包丁ケースをロッカーに入れたと同時に駅構内が騒然となります。
早速礼志が原因を調べると、なんとＳＮＳ上に女子学生の惨殺動画がアップされていたのです。
焦った陵介は佐伯に連絡し、礼志のマークを続ける事と引き換えにある交換条件を出し―――。
礼志が美月に想いを寄せていた事は予想通りでしたが、マークが通常だった事に驚きです！
しかも包丁ケースを持ち歩いている事以外は怪しい点は見られませんし、礼志は犯人ではないのでしょうか。
動画がアップされるタイミングから見ても、犯人は陵介を監視しているような気がしてなりません…。
作品のラストは次回が心配になる展開になっているので必見です！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』11話のあらすじのネタバレ
栞と連絡がつかなくなり、焦った陵介は佐伯に連絡。
事情を聞いた佐伯は、失踪前の栞に会い家まで送った事を打ち明けます。
さらに栞が今日礼志と食事に行く約束をしていた事を聞いた陵介は、大急ぎで事務所を飛び出したのです。
合鍵を使って礼志の自宅に入った陵介ですが、怪しいものは見当たりません。
しかしある部屋の扉を開けた陵介は絶句。
そこには壁一面にアイドルの写真が飾られていました。
礼志の元へ向かった陵介は、彼が女性アイドルの追っかけをしていた事を知ります。
形見のメガネをかけて見ても怪しい点は見つからず、礼志の疑いが晴れ安堵する陵介。
しかし同時に最後に栞と会った佐伯に疑いの目を向け始め―――。
礼志がシロだと分かった今、疑わしいのは佐伯しかいません。
終盤には陵介が心強い助っ人を連れて佐伯に挑みますが、この助っ人たちの反応にも注目していただきたいです！
佐伯が犯人だとして、犯行動機はやはり美月に似た女性を殺害する事で性的欲求を満たしていたからでしょうか？
それとも陵介に個人的な恨みがあるのか…次回の展開が気になります！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』12話のあらすじのネタバレ
佐伯が去った後、笹本は例の動画について言及し、殺害現場を再現できるのは犯人だけだと断言。
一方陵介は、一連の殺人事件は犯人が自分に向けた挑発だと気付いていました。
絶対に犯人を捕まえると意気込む陵介に、宮嶌たちも協力を約束したのです。
その後、宮嶌たちはすっかり静かになった街の様子に驚きます。
殺害現場の動画が出回って以来、人々は家に籠りがちに。
平穏な生活を取り戻す為にも、二人は刑事の勘を信じ犯人逮捕に向けて動き出すのでした。
その後、陵介の元に佐伯から着信が入ります。
あの動画の投稿場所が分かったと伝える佐伯に、陵介は今すぐ場所を送るよう要求。
早速父の形見をかけた陵介は、伝えられた場所へと向かい―――。
陵介が佐伯を疑い元刑事二人に会わせたのかと思いきや、違っていて驚きです！
しかし宮嶌も笹本も佐伯に違和感を覚えた様子ですし、ここは元刑事の勘に期待したいですね！
宮嶌たちと別れた陵介は佐伯から指定された場所へと向かいますが…。
これも佐伯の作戦のような気がしてなりません。
陵介は無事に栞を助け出す事ができるのか、今後の展開も気になります！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』13話のあらすじのネタバレ
佐伯に伝えられた場所に到着した陵介ですが、そこには何もなく途方に暮れてしまいます。
そんな陵介を見かねた宮嶌は、立ち止まる暇はないと叱咤。
我に返った陵介は気力を取り戻し、ここに来た理由を説明しながら栞の携帯から送られてきた写真を見せます。
写真を見た笹本は、この場所は事件当時美月が通っていた塾だと断言。
言葉を失う陵介に、宮嶌は美月が生きていれば何歳になるのかと尋ねました。
質問の意図を察し押し黙る陵介でしたが、宮嶌は犯人が親しい者である可能性を示します。
そして最も疑わしいのが佐伯だと断言。
その言葉を聞いた陵介は事件当時の事を思い出して―――。
これまで陵介の良きパートナーとして支えてくれた佐伯。
そんな佐伯が犯人かもしれないと聞いた陵介が言葉を失う気持ちも分かります。
それでも佐伯の行動は最初から怪しかったですし、犯人なら納得できますよね…。
最後には犯人の居場所へ向かった陵介が信じられないものを目撃！
果たして犯人は本当に佐伯なのか…お話の続きが気になってたまりません！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』14話のあらすじのネタバレ
廃塾に辿り着いた陵介は、手足を拘束された佐伯と栞を発見。
しかし形見の眼鏡で見た佐伯に異常者マークは現れず、陵介はある作戦をしかけます。
ここに来る途中に女の子を保護した事を伝えると、女の子を部屋に招き入れた陵介。
可愛らしい部屋着を来た女の子は長い黒髪で、甘い匂いが漂っています。
女の子は明らかに人形でしたが、その姿を見た佐伯の態度が一変。
嬉しそうな表情を浮かべ『美月ちゃん』と叫びながら近付くと、人形を抱きしめたのです。
美月だと分かる理由を尋ねる陵介に、美月の事なら何でもしっていると訴える佐伯。
佐伯が美月の事を語り始めるとノイズ音が流れ、顔のマークが変化して―――。
これまで陵介をサポートしながら、優しく接してきた佐伯。
そんな佐伯がやはり犯人だったという展開に悲しくなりました…。
個人的に驚いたのが、佐伯を発見した時には異常者マークが現れなかった事！
凶悪犯罪の場合は犯行の兆候が見られないと変化しないのでしょうか？
中盤からは佐伯の恐ろしい本性が描かれているので注目していただきたいです！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』15話のあらすじのネタバレ
佐伯に切らせてほしいとお願いされた陵介は承諾。
わざと左肩を切らせると、『正当防衛』と称し反撃を加えます。
佐伯を殴りつけながら、19年間の怒りをぶつける陵介。
最後に投げ飛ばされた佐伯が階段を転げ落ちると、階段の下には元刑事二人をはじめたくさんの警官が待ち構えていました。
それからしばらく経ち、笹本と共に宮嶌の家を訪れていた陵介。
佐伯の精神鑑定が実施された事を聞いた陵介は、その結果に驚きます。
普段は柔和な佐伯ですが、犯行に関わるものを見せると豹変し暴れだすとの事。
精神鑑定の結果、佐伯は『サイコパス』だと断定され―――。
あの優しい佐伯が犯人だったなんて今でも信じられません…。
何食わぬ顔で陵介に近付き、19年もの間殺害のチャンスを狙っていたなんて恐ろしいですね。
佐伯は『サイコパス』との事ですが、精神鑑定の結果で罪が軽くなるなんてあり得るのでしょうか？
多くの人を苦しめてきたのだから、きちんと裁かれて欲しいと願います！！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』の口コミ評価
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』を実際に読んだレビュー評価
| 総合評価 | |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| ストーリーの面白さ度 | |
| イラストの見やすさ度 | |
| ドキドキ度 |
この作品の主人公は、高校生の頃に大切な家族を惨殺された斗崎陵介。
事件から19年が経過し、陵介は探偵となり未だ見つからない犯人を捜し続けていました。
そんな中、19年ぶりに新たな事件が発生し…？
主人公の陵介は元刑事で、仕事ができる有能な人物です。
刑事を辞めてまで犯人を追い詰めようとする陵介の執念には驚かされます！
また、物語もサクサクと進み、目まぐるしい展開から目が離せません！
スリル満点のサスペンスが好きな人にはぴったりの作品です！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』見どころ紹介
この作品のみどころといえば、陵介の執念です！
大切な家族を失った陵介は、あの日から前に進めずにいました…。
冒頭は陵介の家族の惨殺シーンから始まりますが、次のシーンでは冒頭から19年近くが経過しており、未だ犯人が捕まっていない事に驚きです！
それでも陵介の時間はあの時から止まったままで、未だに犯人を捜し続けていました。
安定された刑事の職を捨ててまで、犯人探しに没頭する陵介。
陵介が探偵になったのは、刑事のように制限される事なく動けるからでしょうか。
また、刑事時代のコネを使い捜査を続ける陵介が最高にかっこいいです！
作品を読んでいると陵介の痛みや苦しみが伝わり、応援したくなります！
19年ぶりに陵介の家族を奪った事件に酷似した殺人事件が発生し、陵介は落ち着きません。
また、作品の途中では陵介が持ち歩いている父の形見のメガネに特殊能力がある事が判明。
このメガネの力を使い、陵介が犯人を追い詰めていく様子はドキドキします！！
陵介以外にも、魅力的な登場人物がたくさん。
探偵事務所で助手を務める嶺川栞は現役大学生ながら、抜群の気遣いで陵介をサポートしていきます。
また、刑事時代の後輩・佐伯友弥や、当時の事件を担当していた元刑事・宮嶌など協力者も多数です！
さらに現在は解説者として活躍する元刑事・笹本は、退職した今も事件の情報を手に入れようと行動を続けています。
さらに、栞の兄・嶺川礼志はミシュラン5つ星の名店のシェフながら、陵介を元気づけようと料理を振舞う等、影ながらサポート。
たくさんの協力者がいるのも、誰からも信頼される陵介の人柄でしょうか。
犯人逮捕の為に奔走する陵介を見ていると、協力したくなるのも納得です！
しかし、物語が進むにつれて、陵介の親しい人物の裏の顔が見えてきます…。
事件の犯人とは一体何者なのか、そして犯人の目的とは一体何なのか…？
今後の展開からも目が離せません！
これ以上被害者を出さない為にも、陵介には早く犯人を見つけて欲しいです！
『レクイエム～そして、僕は探偵になった～』感想まとめ
この作品は、大切な家族を失った男が探偵となり、犯人を追い詰めていくという展開。
19年間何の手がかりも見つからなかったというのに、突然犯人の靴のサイズが判明したり、新たな事件が起こり始めたり…と目まぐるしい展開から目が離せなくなります！
19年間も動きのなかった犯人が突然活動し始めたのには、何か理由があるのでしょうか？
陵介の亡くなった家族は、父・母・中学生の妹の三人でした。
あれから19年の時を経て起こった新たな事件は、当時の事件に酷似していて驚かされるばかりです！
被害者の家族構成や殺害方法まで、共通点がたくさん。
犯人が父・母・学生の娘…という家族構成にこだわるのには、何らかの理由がありそうですね！
また、作品の途中では、陵介の父の形見のメガネにある特殊能力が見つかります！
陵介は父のメガネを使い犯人を追い込んでいくのですが、あの事件から19年の時を経て特殊能力が発見されるなんて、何らかの暗示に思えてなりません。
もしやこのメガネが命を狙われた原因でしょうか？
陵介の執念も凄まじいですが、同時に当時の担当刑事たちの執念にも驚かされます！
退職してまで陵介の事を気にかけ、犯人を追い詰めようと協力する姿には感動させられっぱなしです！
陵介に協力する周囲の人々にもほっこりしますが、同時に親しい人の裏の顔が明らかになり、不信感もぬぐえません…。
個人的に犯人は親しい人物のうち二人のどちらかかと睨んでいますが、どちらが犯人でもショッキングな結末になりそうです！
警察は犯人の動機は快楽殺人と見ていますが、他に理由がありそうな気もします。
どちらにしても、殺人を犯したからには罪を償って欲しいですね！
もし陵介に近い人物の犯行なら、その動機も気になります。
19年間苦しみ続けてきた陵介の為にも、一刻も早く犯人が捕まる事を願いたいです！
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